芝に比べてダートのオープンクラスの過密ぶりが如実に現れているのが今週日曜の準メインレースに組まれている中山1200mで行われるオープンの班で競走・千葉ステークスで、なんとフルゲート16頭に対して28頭が登録、除外対象だけでもちょっとしたレースが成り立ってしまうような大人気のレースとなりました。
需要が多いダート短距離のオープンかつハンデ戦で一発を見込んでいる陣営も多いと見られるため人気も納得のものですが、馬券を買う側からしてもフルゲート必至のハンデ戦というのは穴党にとって楽しみなレースといえるのではないでしょうか。
出走馬を見渡すと藤田菜七子騎手のラブバレットが話題性の面でも挙げられます。コパノキッキングでG1初騎乗を果たした際にも、期待馬とは言え距離不安が囁かれるなか単勝10倍を切る人気になっており、藤田菜七子人気というのもグラビア的なものだけでなく、馬券にもしっかりと反映してきているようです。
また、今回は話題性だけではなくラブバレット自身にも注目すべき点があります。今年8歳と決して若くないうえ中央では中々結果が出せていませんが、地方在籍時代には中央馬相手にも善戦を繰り広げており、移籍後3戦目となる今回はそろそろ中央の水にも慣れてきた頃合いということで侮れない1頭になるのではないでしょうか。
現状の藤田菜七子騎手には馬群を割るという抜け出し方のイメージもありませんので、おそらく4コーナーで外に出してどこまでいけるか、という競馬になるかと思いますが、ハマればダートのオープンクラスでも十分勝ち負けが見える実績の持ち主なので、あまり人気がないようであればぜひ馬券で検討しておきたい1頭です。