オーストラリアの武者修行から帰国し順調に勝ち星を積み重ねて来ている栗東・矢作厩舎所属の坂井瑠星騎手。先日の桜花賞トライアル・フィリーズレビューではノーワンに騎乗し重賞初制覇を飾りました。さらなるステップアップを目指すとともに、まずは恩師に報いるためにも所属厩舎の馬でも重賞制覇といきたいものです。

今週土曜日中山のメインで開催の日経賞ではチェスナットコートと久々のコンビを組みます。ここ3戦大敗が続いてますが、昨年の日経賞では2着と相性の良いレースでもあるここで今期始動戦を迎えます。今年は残念ながら昨年のような勢いを纏っての参戦ではありませんが、前走、前々走の敗北に関しては格上挑戦といえるオーストラリア遠征でのものとなるため、G2で得意な舞台となれば改めて見直せるのではないでしょうか。

菊花賞2着のエタリオウや、同じ明け4歳のメイショウテッコン、凱旋門賞参戦のクリンチャー、勢いに乗っているルックトゥワイスなどの参戦もあるため、昨年2着の実績がありながらもそこまで人気が上がってくることはないのではないかと思われます。

天皇賞（春）で5着や、続く目黒記念では11着敗退したものの2番人気と昨年よりも注目度が大幅に落ちている状況ですが、このままの収得賞金では今年の天皇賞（春）への出走も危ぶまれるだけに、ここは最低でも2着以内を狙ってくるのではないかと期待してみたいです。