【中山グランドジャンプ2019予想】上積み見込めるラピッドシップ、チャレンジャー精神で挑む!

障害界の春のNo1を決める「中山グランドジャンプ」が行われます。昨年末、有馬記念出走のため中山大障害には出走しなかった障害王オジュウチョウサンがG1・6勝目を目指し出走してきました。

今年は王者不在の中山大障害を勝ったニホンピロバロンをはじめ、同2着のタイセイドリーム、3着のマイネルプロンプト、4着のシンキングダンサー、5着のミヤジタイガも出走してきたことで、「オジュウチョウサン」VS「中山大障害上位組」という構図となっております。

単純に考えればオジュウチョウサンの相手探しの競馬、あとは中山大障害の掲示板組という結果が無難な予想となりそうな一戦。今年はライバルのアップトゥデイトも不在で、オジュウチョウサンの障害復帰戦となった前走の阪神スプリングジャンプの結果を見ても、中山大障害組の上位馬タイセイドリームとシンキングダンサーを完膚なきまでと言ってもいいぐらい寄せ付けずに快勝したことを考えると、チャレンジャーとしては少々不足なメンバー構成とも言えるかもしれません。さらに、この時オジュウチョウサンは他馬より2kgも斤量が重かったわけですから、ここは同馬の一強状態と見て間違いないでしょう。

となると、個人的には実績馬よりはオジュウチョウサンと勝負付けの終わってない馬が魅力に思えます。そこで注目したいのは、ラピッドシップです。

ラピッドシップは、前走ペガサスジャンプSで5着という結果でしたが、中山大障害掲示板組の
マイネルプロンプト、ミヤジタイガとの差は、ともに1秒以内でそこまで差はありません。最後の直線の末脚は一番目立っていましたし、ラピッドシップが昨年の9月以来半年ぶりだったのに対して、掲示板組は約3か月の休み明けという状況でした。そうなると上澄みはラピッドシップの方が大きいのではないでしょうか?

そもそもラピッドシップは、まだ障害のオープンレースさえ勝ったことがなく、実績は出走馬の中でも下の方。前走も長期休み明けで馬体重がプラス16キロだったので、馬体が締まれば叩いた上澄みと合わせて馬体重の上澄みも大きいと言えます。

飛越もうまく、出脚もよく、終いの直線もしっかりと脚が使える1頭。折り合いにまだ課題があり、騎手もおさえ込んでしまうところがありますが、これまでチグハグな競馬でも悪くない結果を残してきただけに、ハマった時は強い競馬を見せてくれそうという期待感があります。

ということで今年の中山グランドジャンプは、実績面では劣るラピッドシップが上澄みたっぷりでオジュウチョウサンの新チャレンジャーとして浮上してくると予想した馬券で勝負したいと思います。