この時期の3歳牝馬限定の500万条件戦と聞くとクラシックに縁のなかった小粒なメンバー構成というイメージがありますが、29日(月祝)の京都9Rには一昨年の秋華賞馬ディアドラも勝利した矢車賞が開催されます。とは言えディアドラが例外であり、ここを勝ったからといってオークス、秋華賞へ必ずしも繋がるというものではありませんが、先例が出来たことでディアドラに続くべく素質馬が登場してくるというケースも考えられるだけに、地味な特別戦ではありますが注目していきたいと思います。
そんな中今回とりあげたいのは、ディアドラと同じハービンジャー産駒のグラディーヴァです。母の父ディープインパクトとの配合では未だ大きな成功というのはありませんが、近年のハービンジャーの勢いを考えるといずれ一発の出る可能性は高い組み合わせではないかと思います。
8頭と少頭数での開催になりますが、今年はレベルの高いメンバーが揃いました。同じハービンジャー産駒のエピローグ、ディープインパクト産駒のレースガーデンに加え、一昨年の皐月賞では牝馬ながらに1番人気に推されたファンディーナの半妹クードメイトルなど、先々期待ができそうな血統馬が揃いました。
施行距離も頻繁に変わるレースですが昨年からは芝2200mということで、エリザベス女王杯と同じ距離に設定されました。
果たして今年の勝ち馬はどこまで伸びていくでしょうか。ぜひご注目ください。