【鞍馬S予想2019】波乱含みのオープンレースでモルトアレグロ復活なるか

牝馬は一度崩れると立て直しが難しいと言われています。今週日曜の京都メインレースに組まれている鞍馬ステークスに登録しているモルトアレグロもそんな牝馬の1頭です。

2歳時にはくるみ賞1着から阪神JFに参戦し5着と健闘、年明けの紅梅ステークスでは昨年のスプリンターズステークスで2着にも入ったラブカンプー相手に勝利と順調に来ており、フィリーズレビューでは1番人気に支持されたものの、ここでまさかの10着と大敗を喫し、その後は桜花賞も参戦することなく3歳の春夏を終え、秋に復帰して以降もオープン戦で16着、15着と結果を出せていません。

特に前走はミナリク騎手も制御不能に陥るほどの競馬で1200mのスプリント戦で勝ち馬のモズスーパーフレアから9馬身差の完敗。2歳時の実績を考えると短距離の芝レースで本来ここまで負ける馬とは思えない内容が続いています。

今回は再度4ヶ月の休養をはさみ、1戦1勝と相性の悪くない京都競馬場の芝コースに紅梅S以来の参戦となります。日本では珍しいロンロ産駒のミラアイトーンや、芝短距離でオープン実績豊富なダイメイフジ、ダイメイプリンセスなどの参戦もあり楽な相手関係にはなっていませんが、過去5年のデータでは1番人気の勝利が2014年のルナフォンターナのみということで、穴馬から入りたいレースとなっています。

昨年のスパーキングレディーカップではリエノテソーロを復活優勝に導いた美浦・武井厩舎のモルトアレグロに期待してみたいと思います。