4月のG1を席巻したルメール騎手が騎乗停止で戦線離脱していますが、そのかわりに旋風を巻き起こしているのが、新潟大賞典、京王杯SC、そしてヴィクトリマアイルと、G3制覇から始まり破竹の勢いを見せているオーストラリアの新鋭、D.レーン騎手です。
そんなレーン騎手の今週の注目はオークスのコントラチェックに集まるかと思いますが、同じ藤沢厩舎かつキャロットファームの期待馬レイエンダの出走する土曜東京メインレースのメイステークスではベルキャニオンで立ちはだかる立場となります。
全兄レイデオロに比べ良化の遅いレイエンダですが、セントライト記念2着で得た高い期待は変わらず、人気を裏切る競馬が続いてきましたが、初めてオープンレースに出走ということで今回も人気が予想されるところです。
対するベルキャニオンも母クロウキャニオンに父ディープインパクトという血統背景で、期待されつつも気がつけば8歳馬になり、陣営としてもこのまま終わらせるわけにはいかない1頭でもあります。前走のキャピタルSではR.ムーア騎手の好位から進める好騎乗もあり、3着入線と久々の馬券圏内を果たしました。今度は勢いに乗るレーン騎手とのコンビで完全復活をしたいところです。
その他、東京コース5勝のダイワキャグニーに内田博幸騎手、不振が続くものの2歳時には重賞2連勝を飾っている素質馬ブレスジャーニーに初コンビとなる石川騎手とハイレベルな競走馬があつまったオープンレースとなりました。