【鳳雛S予想2019】メスキータ、先行激化で漁夫の利狙えるか?

逃げ馬にとって出遅れは致命的となりますが、同等に気になるのがライバル馬の動向ではないでしょうか。同じタイプの力のある馬が出走してきたときに、どちらかが控えるのか、はたまたハナの主張をしあうのか、騎手の判断や陣営の思惑も当然あるかと思いますが、どの馬が逃げるのかというのは予想する側からすると展開を読む判断材料のキッカケとされている方も多いのではないでしょうか。

今週日曜京都10レースに組まれている3歳のリステッドレース、鳳雛ステークスはそういった意味で悩ましいレースとなりそうです。フルゲート16頭に対して登録が11頭とやや寂しいメンバー構成となりましたが、過去5年の勝ち馬の中でカゼノコとキョウエイギアがここからジャパンダートダービー制覇までつなげており、出世レースの一つとして数えられています。

想定ではマドラスチェック、メイショウアステカ、メイショウソテツあたりが人気になりそうですが、いずれも逃げ、または2,3番手からの競馬で好成績を残してきた馬たちで、その他にも逃げ馬の多いレースとなりました。前目に付けたい馬に人気が集まるときは後方待機策で漁夫の利が狙い目ということで、今回はアブドゥラ騎手で挑むブラックタイド産駒のメスキータに注目してみたいです。

これまで1番人気になったことがなく未勝利脱出は4番人気、500万下では6番人気と単勝に妙味のあるブラックタイド産駒らしい点も魅力の一つですが、今回は先述の通り先行激化が予想されることもあり、追い込み脚質のメスキータに向いた展開が期待できそうなこともあります。

前走の兵庫チャンピオンシップでは小回りコースでは致命的とも言える出遅れをしてしまい13馬身差の5着に敗れましたが、それも相まって今回はさらに人気を落としそうなだけに、今年も外国人旋風に期待してアブドゥラ騎手&メスキータのコンビから買いたいと思います。