今週末にはいよいよ日本ダービーを迎え、来週からはJRAでも2歳戦がスタートします。それに先駆け地方では2歳戦が始まっていますが、今年から産駒が走り出す新種牡馬から産駒勝ち上がり第一号はニホンピロアワーズのミステリーベルンとなりました。
今月8日の門別3レースで行われたJRA認定アタックチャレンジ競走で、好スタートからハナを切り、そのまま2着に9馬身差という圧勝を演じました。
ニホンピロアワーズは父ホワイトマズル、母ニホンピロルビナス、母の父アドマイヤベガという血統背景で、現役時代の通算成績は43戦12勝。2012年にはジャパンカップダート、白山大賞典、名古屋大賞典を勝利しJRA最優秀ダートホースに選ばれました。
現役引退後は2016年からレックススタッドにて種牡馬入りしており、初年度は17頭の牝馬に種付け、12頭が血統登録された中の1頭がミステリーベルンとなります。数少ない産駒から地方とは言えインパクトのある勝ち馬が出たこと、現在12歳とまだまだこれからの年齢ということで、種牡馬としても期待が持てそうです。
また、道営の2歳馬といえば夏競馬での函館、札幌開催の芝レースに参戦してくることもあります。ニホンピロアワーズ自身はダートで活躍した馬でしたが、父ホワイトマズル、母の父アドマイヤベガを見ると血統的には芝でやれる産駒が出てきても不思議はないと言ったところ。まだ絵に描いた餅というにも早すぎる段階かもしれませんが、芝のレースに出走してくるようならぜひチェックしておきたいところですね。