短期来日で活躍中のD.レーン騎手。先週のコントラチェックでは結果が出せませんでしたが、今週はいよいよ真打サートゥルナーリアとのコンビで乗り替わりに厳しいと言われている日本ダービー制覇を目指します。

ロードカナロア産駒からダービー馬が誕生するか、気の早い話をすれば昨年のアーモンドアイに続き牡馬三冠馬の可能性まで期待されています。平成の競馬を振り返ると、2歳G1、皐月賞と勝利したロゴタイプも兄ミルコ・デムーロ騎手から弟クリスチャン・デムーロ騎手へと乗り替わるなど、サートゥルナーリアと似たような立場で挑んだものの結果が出せませんでした。

ロゴタイプよりも圧倒的な人気を集めているサートゥルナーリアがどのような競馬を見せるのか非常に注目が集まりますが、馬券の検討をする上ではやはり乗り替わりでの圧倒的1番人気は疑ってかかりたいところがあります。そこで今回はスプリングステークスを勝利しながら皐月賞を回避しダービーに直行してきたエメラルファイトを狙ってみたいと思います。

重賞を勝利しているだけに収得賞金も菊花賞出走まで問題ない水準に届いており、スプリングステークス以降ダービーへ照準を絞ってしっかりと調整出来たことでしょう。今回もデビューから6戦中4度手綱をとっている石川騎手が騎乗します。

毎年皐月賞組が中心となる日本ダービーですが、皐月賞へ出走する資格は充分ながら上位陣とは未対戦といういかにもダークホース然とした佇まいは穴馬として期待のできるところ。

ダノンチェイサーにはアブドゥラ騎手が、リオンリオンにも父横山典弘騎手の騎乗停止により息子の武史騎手がそれぞれ乗り替わりと、時代も移り変わり乗り替わりでダービーに臨む陣営も増えていけばジンクスも変わっていくのでしょうか。それともやはりコンビを長く続けた一日の長が現れるのか。今年もいよいよ日本ダービーを迎えます。