【薫風S予想2019】武兄弟のグアン、オープンに飛躍なるか

武幸四郎厩舎の重賞初勝利は吉田隼人騎手騎乗のハッピーアワーのファルコンステークスでしたが、競馬ファンであれば見てみたいのが兄の武豊騎手とのコンビでの重賞制覇、できれば兄弟ともに縁の深いメイショウの勝負服であれば尚の事といったところではないでしょうか。

今週はメイショウではありませんが、キーファーズの所有馬で、武幸四郎厩舎の初勝利を飾ったグアンと武豊騎手のコンビが日曜東京9レースに組まれている準オープン、薫風ステークスで府中に初見参となります。

前走は池添騎手とのコンビで1番人気に支持されたものの流れが向かなかったこともあり、10着大敗と思わぬ結果になりました。3番手追走というのはこの馬にとって問題ない展開に思えますが、結果が出ているレースでは1,2番手からの競馬が多く、展開に左右されるのが現状と言ったところです。

今回は登録馬の中でハナを主張しそうだったコクスイセンが回避したことで逃げたい馬も少なく、前回よりは展開が向きそうです。自在な脚質を持つフィールドセンスの出方こそ気になりますが、今回の舞台の東京ダート1600mは武豊騎手にとっては今年のフェブラリーステークスにおいてインティで勝利しており相性の良いコースと言えます。

幸い、前走の大敗にも関わらず上位人気に支持されそうなメンバー構成となっていますが、混戦ということもあり前回ほどマークもきつくはならないのではないでしょうか。

キーファーズと言えば、武豊騎手に凱旋門賞勝利の夢を達成させること大目標に活動するオーナーであり、つい先日もフランスオークスでキーファーズのアマレナに騎乗が決定したように強固な絆で結ばれたチームでもあります。今回はダートなので凱旋門賞に繋がる類のレースではありませんが、ここを勝利してオープンでの活躍を期待したいですね。