コパノリッキーが今年の秋はブリーダーズカップ・ダートマイルを目指していることが発表されました。2007年から新設された歴史の浅いレースではあるため、当然とも言えますがアメリカ以外の調教国からの優勝はいまだありません。かしわ記念で優勝により、不調は脱出しているだけに楽しみです。
国内の次戦は帝王賞予定で鞍上は未定とのこと。当然引き続き武豊騎手かと思いきや、ダート転向後連勝がとまらないアウォーディーとの兼ね合いもあるのでしょうか。アウォーディーもラニと同じくノースヒルズ、前田オーナーの馬だけに、今後次第ではアメリカ遠征もありえる馬の1頭。またも武豊騎手との強力タッグが見られるかもしれません。
そして、コパノリッキーの血統も元をたどればサンデーサイレンスがアメリカ産ということもあり、アメリカ遠征は非常に面白いものを感じます。
今の日本の競馬界を大きく支える大種牡馬のサンデーサイレンスですが、もしも輸入されていなかったらと思うと、どのような勢力図になっていたでしょうか。昨今ではエンパイアメーカー、ストリートセンスなど日本でスタッドインしたはずの馬が、呼び戻されるケースが多くなりました。サンデーサイレンスは日本にずっととどまってくれたことにも感謝しないといけませんね。
風水的にアメリカの方角はどうなのか、といった余計な心配はオーナーのDr.コパさんに任せて、もし遠征が実現するようであれば応援したいものです。個人馬主で輸送費・滞在費なども負担するのはそれだけでも大変なことだと思います。わたしたち外野ができることはあたたかく見守ることだけ。日本馬初の快挙を期待して今から楽しみに待ちたいと思います。