【駒ケ岳特別2019予想】菊花賞へ届くか?遅れてきた大物プルクラ

今年皐月賞とダービーに参戦したヴェロックスは昨年産駒デビューとなったジャスタウェイ産駒の中でも随一の成果をあげている大物候補であり、クラシック戴冠には至らなかったものの皐月賞2着、ダービー3着と今後に期待のかかる一頭であり、オーナーの金子真人HDの相馬眼の凄さを改めて示してくれました。

ヴェロックスの母父はドイツ血統のMonsunですが、金子真人HDに同い年で同様の配合であるプルクラという期待馬がおり、今週土曜函館10レースの駒ケ岳特別に出走を予定しています。デビューが遅れ今年4月の3歳未勝利戦で初出走を迎えましたが、2歳時の前評判で言えばヴェロックスよりも期待の声が大きかったかもしれない馬です。

母のピリカはアイルランドで産まれで、フランスG1のヴェルメイユ賞で2着にも入った馬です。セレクトセールでの購買価格が9000万円とヴェロックスの4800万円と比べても大幅に高値で落札されており、遅咲きながらもデビュー戦で勝利しており才能の片鱗を見せています。

今回はデビュー戦のパートナーだった石橋脩騎手から藤岡佑介騎手に乗り替わりとなりました。デビュー戦に芝2400mを選択し、今回は2600mと素人目にもわかりやすいほどに陣営が菊花賞を目指しているのが見て取れます。

モーリス、ドゥラメンテと立て続けに大物をだしてきた堀厩舎でしたが最近はやや勢いが落ちてきていることもあり、次の看板馬が待たれる厩舎です。3歳馬が夏に古馬に揉まれて強く育っていくケースは枚挙に暇がないため、秋へ向けたステップアップをぜひ図ってもらいたいです。