【宝塚記念2019予想】過去データが後押しする激走期待の穴馬とは?

春のグランプリ「宝塚記念」がいよいよ開催される。過去の傾向を見ると波乱も警戒したくなるような傾向となっており、実際、昨年は7番人気→10番人気→12番人気と波乱の決着だった。波乱傾向の強いレースということで、今年も波乱には期待十分の1戦と言えるだろう。

今回は当サイトが公開した過去10年のデータ・傾向や、筆者が独自で調べた傾向に当てはまる激走期待の穴馬を1頭紹介したいと思う。

今回紹介したい穴馬は「エタリオウ」だ。いくつかの好走データに当てはまるので、以下で該当データを紹介したい。

重馬場を苦にしない

過去10年の宝塚記念の馬場状態は「良」が6回、「稍重」が4回となっており、梅雨の時期の開催で阪神の最終週ということもあって重たくなりやすい。今週末の阪神の天気も雨予報となっており、馬場は重たくなる可能性は高そうだ。

エタリオウは中山・阪神など急坂のあるコースでの好走が目立っており、パワーも兼ね備えていることから馬場状態が悪化しても苦にしないタイプ。馬場が渋るのは歓迎だろう。

前走が天皇賞・春

前走のレースで一番注目したいのは何と言っても「天皇賞・春組」だ。2012年からは毎年必ず1頭は馬券に絡んでおり、勝利数も最多の5勝と断トツ。今年の天皇賞・春組はエタリオウ(4着)とクリンチャー(10着)の2頭のみの参戦となっている。序盤から後方の競馬となってしまい、位置取りで後手を踏むも4着に善戦したことは評価したい。

前走データ
前走 1着 2着 3着 4着以下
天皇賞・春(G1) 5 2 2 33
鳴尾記念(G3) 1 2 1 12
金鯱賞(G2) 1 1 1 6
目黒記念(G2) 1 0 1 15
大阪杯(G1) 1 0 0 2
メトロポリタンS(OP) 1 0 0 0
ヴィクトリアマイル(G1) 0 2 3 5
ドバイシーマクラシック(G1) 0 1 1 5
クイーンエリザベス2世C(G1) 0 1 0 3
ライオンズロックT(G3) 0 1 0 0

ステイゴールド産駒

種牡馬で好成績をあげているのは最多の5勝をあげている「ステイゴールド産駒」だ。距離適性や中山・阪神コース巧者である点など、エタリオウはステイゴールド産駒としてその特徴を色濃く引き継いでいる。今年の出走予定馬でステイゴールド産駒はエタリオウ、ショウナンバッハ、スティッフェリオの3頭。

種牡馬データ
種牡馬 1着 2着 3着 4着以下
ステイゴールド 5 0 0 9
キングカメハメハ 2 2 0 16
ディープインパクト 1 2 4 16
グラスワンダー 1 1 1 3
Marju 1 0 0 2
スペシャルウィーク 0 2 0 3
ハーツクライ 0 1 0 11

横山典弘騎手

最多の2勝をあげているのは池添謙一騎手だが、今年は池添騎手は騎乗馬がなしのため、次いで連対数の多い横山典弘騎手に注目したい。エタリオウとは今回が初コンビで、テン乗りとなる。先行策か、後方ポツンか、様々な憶測が飛び交っていると思うが、2014年には同じくテン乗りで初コンビを組んだゴールドシップを先行させ、見事優勝している。ズブく後方待機がほとんどだったゴールドシップをテン乗りで先行させて優勝したインパクトは大きく、筆者の記憶にも強く残っている。今回はエタリオウでどういった騎乗を見せてくれるのか、楽しみにしたい。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
池添謙一 2 1 1 4
横山典弘 1 2 0 5
川田将雅 1 1 0 8
M.デムーロ 1 1 0 2
蛯名正義 1 0 0 5
和田竜二 1 0 0 5
柴田善臣 1 0 0 2
内田博幸 1 0 0 2
浜中俊 0 1 2 5
岩田康誠 0 1 1 8