武豊騎手とダートの名馬のコンビと言えば最近ではインティ、コパノリッキー、古くはカネヒキリなどが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。そんな武豊騎手とのコンビで息の長い活躍を見せたのがタイムパラドックスでした。現役時代は栗東・松田博資厩舎の所属で、僚馬アドマイヤドンとともに一線級で走っており、現役を退いてからは種牡馬入りをしましたが、現在は12年間の種牡馬生活を終えて隠居生活へと入りました。
ブライアンズタイム産駒の21歳で、全妹タイムトラベリングの仔で、タイムパラドックスから見た甥には2017年のホープフルステークスを勝利したタイムフライヤーもいる血統背景で、現役時代は引退レースとなったJBCクラシックで一年ぶりに勝利し有終の美を飾らい、ダートG1を全5勝とレベルの高い競走生活を送りました。
中央競馬では産駒の大物誕生とはならなかったものの、地方では2016年のNARグランプリ代表馬ソルテや、東京ダービー馬インサイドパークなどを輩出してきました。
そんなタイムパラドックスですが、種牡馬も引退した現在は今年の1月から「うらかわ優駿ビレッジAERU」で暮らし、一般公開もはじまっています。
ビワハヤヒデ、ナリタタイシンと3強を形成し、柴田政人騎手悲願のダービー制覇となったウイニングチケットや、短距離G1で存在感を見せつけたスズカフェニックスと同じ厩舎で生活しているとのこと。
うらかわ優駿ビレッジAERUは乗馬や登山、ゴルフ、カヌーなども楽しめる宿泊施設となっています。夏休みのレジャーに涼しい北海道への旅行は競馬好きでなくとも楽しめるプランかもしれませんね。