【プロキオンS予想2019】キングズガード好走の兆し?

昨年、一昨年のリーディングジョッキーであるC.ルメール騎手は今年もさすがの存在感を示しているものの、全国リーディングは現在川田将雅騎手が快走しています。今年の春先にはマーフィー騎手が初来日、そして旋風を巻き起こしたといっても過言ではないレーン騎手と、今年も外国人騎手の活躍は目覚ましいものがありますが、注目したいのはルメール騎手との双璧をなすデムーロ騎手です。

NHKマイルカップのアドマイヤマーズや、オークスでのラヴズオンリーユーなど大舞台での勝負強さは相変わらずですが、リーディングでは全国8位、勝ち星で川田騎手の79勝に対してデムーロ騎手50勝と大きく水を開けられています。

そんなデムーロ騎手の今週の騎乗馬で注目したいのが、日曜中京メインレースのプロキオンステークスで騎乗するキングズガードです。

昨年のプロキオンSにも出走しましたが末脚不発で7着敗退しており、昨年の3番人気と比べても人気は落ちることになるでしょう。昨年の成績7着というのも勝ち馬マテラスカイが逃げてレコード勝利、後続に4馬身差を付け2着から7着キングズガードまで0.2秒差の団子状態ということで、着差ほどの距離はないはずです。

とは言え今年もマテラスカイが出走してくるため、楽に逃がすと昨年の再現になることは各陣営が把握していることでしょうから、ウインムート、サクセスエナジーといった前目につけたい馬が追いかけることでペースも速くなっていくことが予想され、後方待機を得意とするキングズガードにとって展開的有利が見込めます。

また、今年8歳ということで重賞で勝ち負けというと厳しい印象を受けますが、昨年はインカンテーションが2着、一昨年はブライトラインが3着と、8歳馬が馬券に絡む傾向が続いていることもキングズガードにとっては頼もしい後押しとなります。

マテラスカイにとってはドバイ帰りの復帰初戦、そして秋にはアメリカ遠征も見据えた仕上がりということで昨年よりは付け入るスキがあるのではないかと思います。穴馬と言えるほどオッズではないかもしれませんが、デムーロ騎手の一発に期待してキングズガードから狙ってみたいと思います。