池添謙一騎手と兄弟である池添学調教師。早くも今年のオークスにロッテンマイヤーを出走させるなど、新進気鋭の調教師のひとりです。お父さんも調教師、ということで武騎手同様競馬一家。そんな若手調教師が受け持つ2歳馬にブエナビスタの初仔・コロナシオンがいます。
松田博資調教師が引退していることもあり、どの厩舎に入るのか気になってはいたものの、栗東なのは予想がついてもまさか若手調教師に任せるとは思っていなかったです。早速すごい重圧、プレッシャーと来年のクラシックまで戦う必要が出てきました。
そこに池添騎手が乗るならロマンがあります。サンデーレーシングと池添騎手といえばオルフェーブルもいますし、相性も悪くありません。母ブエナビスタの牝馬クラシックでの騎乗はアンカツ騎手だったわけですが、引退されています。そういう意味ではこの血統の主戦騎手、委託調教師とも現状は空席ともいえます。
ここで結果を出せば弟・妹も池添学厩舎に、という流れもできそうですが、ほかにも栗東の若手では中内田調教師、高野調教師もノーザンファーム・社台ファーム生産の良血馬を託されているケースが多いだけに油断はできません。
父キングカメハメハに母父スペシャルウィークは、シーザリオが成功例としてリオンディーズを輩出しています。気になるのはシーザリオがキングカメハメハを種付けされたのは5回。そのうち2頭はまだデビュー前ですが、残りの2頭は初仔トゥエルフスナイトと2番仔ヴァイオラ。両馬とも期待通りの戦績とは言いがたい内容です。無関係とは思いますが、初仔というのはひょっとしたらネックになるのかもしれません。
POGをやられている方なら指名濃厚な1頭。おそらくデビュー戦は1番人気。誰がその背中に乗っているのかも含め、期待してデビューを待ちましょう!