開催3回目のOPだが第一回の勝ち馬カゼノコがジャパンダートダービーで優勝したことで早速注目を集めるレースに育ちそうな鳳雛ステークスだが、今年は大物不在で大混戦が予想される。しかし、1頭今後面白い存在の馬がいる。ローイズシンメイ産駒のサハラファイター。地方出身馬でこれまで中央では4戦。最初の2戦は凡走したが、3戦目武豊騎手が手綱を取ると2着と好走。大きな変わり身を見せた。

そして4戦目となる前走わらび賞では藤岡祐介騎手が手綱を取り、捲り一発で3馬身差をつける圧勝で中央初勝利を決めた。この鳳雛ステークスでの１戦が大きくサハラファイターの今後に占うと言ってもいい。

サハラファイターが化ける可能性がある馬。それ以外の馬は正直あまり魅力を感じない、今年の鳳雛ステークス。今回も捲り一発で勝負に出るだろう。500万クラスとオープン競争では当然流れが全然違う。下手したら流れに乗り損ねる可能性もあるが、このメンバー相手なら、流れに乗れなくとも追い込みを決める可能性がある。

唯一魅力を感じるサハラファイター。この馬が凡走すると大波乱決着になる可能性もある。ペースはミドルペースからややスローペースが予想され、こうなると、サハラファイターは自ら動く展開となる。このペースで動くのが遅れると、脚を余す可能性がある。そうなると人気薄の逃げ馬に残り目が出てくる。当然人気薄の馬が馬券委絡めば配当は高くなる。勝つのは本命党か？穴党か？このレースのすべてを握っているといってもいい、サハラファイターの走りに注目が集まる。