注目の種牡馬・スターウォーズ

生産者なら誰しも一度は思うこと。「お金さえあればキングカメハメハを種付けしたい」クラシックでも人気になる馬がほぼ毎年出てくる。かつ古馬になってからの成長力もある。芝がダメでもダートでいける。かつ非サンデーサイレンスなので繁殖入りしたあとの種付けもしやすい。などなど、枚挙にいとまがありません。

わたしたちの目にはどうしてもセレクトセールの高額落札馬などが話題になるケースが多いですが、主取りになることもあるのが馬のセリです。現実はせっかく育てても思うように売れないケースのほうが多いのかもしれません。どうしても血統で見栄えがする馬のほうが売れ行きがいいのが現状です。

2016年度のキングカメハメハの種付け料は1000万円。種牡馬デビュー時から比べると2倍以上に高騰しています。とはいえそんな種付け料はとてもじゃないが払えない。それでもキングマンボの血はやはり今の日本競馬では入れておきたい血脈。エルコンドルパサーの早世が惜しまれますが、こればかりは仕方ありません。となると諦めるしかないのか?

と、お嘆きのあなたにオススメの種牡馬をご紹介します!父キングカメハメハ、母レディバラード、母の父アンブライドルド。この血統がなんと10万円で種付けができるのです。参考までにこの母馬からはダノンバラードも出ていますし、繁殖牝馬しだいでは思わぬ成長力もありそうです。

その名もスターウォーズ。残念ながらJRAではなく地方でしか勝利をあげられておらず、血統を買われての種牡馬入りですね。今年の2歳にも3頭ほどの産駒がいます。

スターウォーズ産駒、という響きもなかなかステキです。面白馬名でおなじみの小田切オーナーあたりなら「フォーストトモニ」とか「フォースヲミセテ」などつけてくれそうですね!