よほどの大オーナーでない限り、毎年複数の高額馬を持ち続けることは難しいですが、著名なオーナーというのはクラブなども含めてこういったパターンが殆ど。ですが、中には少頭数ながら大物に複数恵まれるような目利きのオーナーもいらっしゃいます。その中の一つがGリビエール・レーシングでしょう。
紫を基調とした勝負服で、昨年ジェネラーレウーノとエタリオウの2頭をクラシックに送り込みG1まで後少しというところまで来ているオーナーです。
そんなGリビエール・レーシングが所有する期待の2歳馬キンブレルが、今週日曜メイクデビュー札幌の芝1800mで初陣を迎えます。美浦、矢野厩舎所属ということでジェネラーレウーノ擁する陣営からのデビューで、岩田康誠騎手を鞍上に今回は挑みます。
芝の中距離ということで、クラシックを意識した期待馬を出走させてくる陣営も多く、藤沢厩舎からはルメール騎手を確保しているセルフィー、池江厩舎からはノースヒルズ生産のレザネフォール、大竹厩舎とシルクレーシング、鞍上には池添騎手で父ハービンジャーとブラストワンピースを彷彿とさせるレイコックアビーなど、上位人気はこのあたりが形成することになりそうです。
キンブレルはノーザンファーム生産で、半兄に昨年の京都新聞杯2着アドマイヤアルバのいる血統背景の持ち主。2018年のセレクトセールでは6800万円で落札された期待のジャスタウェイ産駒です。
今週は海外G1の発売もあり、中央でも3重賞が開催ということで新馬戦までは目が行きづらいかもしれませんが、来年のクラシック戦線に名を連ねる若駒のデビュー戦となるかもしれません。見ごたえのあるレースを期待したいですね。