先週から開幕した小倉競馬。今週は2000mのハンデG3「小倉記念」が行われます。開幕したばかりということもあり高速決着となることが多く、過去10年を見ても1分59秒以内で決着したことが8回あり、昨年は小倉競馬場2000mのレコードとなる1分56秒9という決着タイムも飛び出しております。
週末の天候は晴れで良馬場必至ということで、今年も速い時計での決着となる可能性が高そうです。季節がら夏に強い馬が必須条件でしょうが、持ち時計のない馬には厳しいレースと言えます。
そこで注目したいのが、カフェブリッツです。マンハッタンカフェ産駒の6歳牡馬で、デビュー以来ダートを走ってきましたが、昨年12月の逆瀬川Sで初芝を走り芝へ転身。芝初戦で白星をあげ、芝の適応能力を示しました。以来芝レースを主戦場とし、今回は初の小倉コースとなります。
注目した最大の理由は、初芝となった逆瀬川Sの勝ちっぷりにあります。レースは番手から進め、ペースはスローペース。上り勝負では厳しいかと思いきや、バテずに伸びて残り150mほどで先頭に立つと、そのまま押し切って勝利したました。走破時計も悪くなく、時計面で十分に勝負できるでしょう。
先週のクイーンSの2着馬スカーレットカラーと、3着馬カリビアンゴールドは逆瀬川Sで負かしており、七夕賞・7着のクリノヤマトノーには逆瀬川Sで1秒以上もの差をつけて完勝しておりますので、重賞でも十分好勝負が期待できるレベルにある馬と見て良いでしょう。
逆瀬川Sは開幕週で時計も速かったのですが、小倉競馬場も開幕2週目で速い時計が出る馬場となる可能性は高そうですから、カフェブリッツ向きのレースとなりそうです。
展開面においては、メールドグラース、アイスバブル、カデナなど差し馬が多いメンバー構成で、逃げ馬候補はタニノフランケルくらいしかいないので、逆瀬川Sのように2番手からの競馬で粘りこむ競馬ができそうです。
ということで、小倉記念は馬場や展開が向きそうなカフェブリッツの粘り込みに期待した馬券で挑みたいと思います。