新潟競馬は今週で開催3週目。今のところ新潟の夏はほとんどが晴れ日で、良馬場開催が続いております。ということで、今回注目したいのは新潟芝コースの馬場コンディションです。
開幕週は上がりがかかっている印象がありましたが、踏み固められきたせいか、上がりが速い馬も好走してきております。今回は、先週の3日(土)と4日(日)の2日間で行われた新潟の芝レース全てを対象に、傾向を分析してみたいと思います。
■引き続き「逃げ馬」に警戒
開催1週目
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 3 | 1 | 1 | 12 |
先行 | 7 | 6 | 7 | 23 |
差し | 0 | 6 | 5 | 70 |
追い込み | 4 | 0 | 1 | 60 |
マクリ | 0 | 1 | 0 | 0 |
開催3週目
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1 | 4 | 0 | 9 |
先行 | 5 | 2 | 5 | 38 |
差し | 7 | 6 | 5 | 66 |
追い込み | 1 | 2 | 4 | 52 |
マクリ | 0 | 0 | 0 | 0 |
開催1週目は、「先行馬」が勝利数・連対数・3着内の回数が最多で、連対率(30.2%)と複勝率(46.5%)もトップで好成績です。「差し馬」は勝利数が0で、前が強い競馬をしております。
開催3週目になると差しもだいぶ決まってきており、「差し馬」が勝利数・連対数・3着内の回数が最多です。信濃川特別ではディープインパクト産駒が1~3着を独占するなど、軽い芝への適性が高い馬の好走が目立ってきた印象があります。
ただ、好走率ベースでは「先行馬」が勝率(10.0%)トップで、「逃げ馬」が連対率(35.7%)と複勝率(35.7%)がトップとなっております。関屋記念の過去10年のデータ・傾向でも「逃げ馬」が勝率・連対率・複勝率の全てでトップとなっており、関屋記念においては「逃げ馬」の好走率が高くなっている点は覚えておきたいところです。
今年は明確な逃げ馬が不在ですが、データ的には軽視するのは危険。ファストアプローチやトミケンキルカス、前走のエプソムCで逃げて2着に粘ったサラキアあたりは警戒しておきたいと思います。
■相変わらず「外枠有利」
開催1週目
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 1 | 1 | 18 |
2枠 | 1 | 2 | 1 | 17 |
3枠 | 3 | 0 | 1 | 19 |
4枠 | 1 | 1 | 1 | 23 |
5枠 | 1 | 2 | 2 | 21 |
6枠 | 3 | 3 | 0 | 20 |
7枠 | 3 | 3 | 5 | 22 |
8枠 | 2 | 2 | 3 | 25 |
開催3週目
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 3 | 2 | 16 |
2枠 | 1 | 3 | 3 | 16 |
3枠 | 2 | 3 | 1 | 18 |
4枠 | 2 | 1 | 0 | 21 |
5枠 | 0 | 2 | 0 | 22 |
6枠 | 4 | 0 | 2 | 19 |
7枠 | 1 | 1 | 3 | 26 |
8枠 | 3 | 1 | 3 | 27 |
開催1週目は、「6枠」と「7枠」が連対数が同率トップで、3着内の回数は「7枠」が最多です。好走率ベースでは、「3枠」が勝率(13.0%)トップで、「6枠」が連対率(23.1%)トップ、「7枠」が複勝率(33.3%)でトップとなっております。「外枠」の好走率が高くなっております。
開催3週目は、「6枠」が最多の4勝を挙げており、勝率(16.0%)がトップです。「3枠」が連対数が最多で、連対率(20.8%)がトップです。3着内の回数は「2枠」と「8枠」が最多で、「2枠」が複勝率(30.4%)でトップです。
内枠の2・3着が増えて内外の有利不利はフラットに近づいてきましたが、勝率ベースでは外枠の方が好成績です。関屋記念の過去10年のデータ・傾向を見ても「外枠」の好走率が高くなっておりますので、引き続き外枠は好材料と考えたいと思います。
ということで、馬場が高速化してきたことで上がりが速い馬の警戒度は上げたいところですが、「逃げ馬」をはじめ前目につけられる馬を中心に狙っていきたいと思います。また、開幕週から好成績を挙げている「外枠」は引き続き好材料として注視したいと思います。