今週はリサ・オールプレス騎手、ミカエル・ミシェル騎手と海外から2名の女性騎手が参戦することで注目を集めるワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)が札幌競馬場で開催されます。地方からは大井の鉄人・的場文男騎手が前身のWSJSぶりの参戦、そして園田から吉村騎手が初参戦となりますが、最も注目を集めているのはやはりJRA所属の女性騎手で初の参戦となる藤田菜七子騎手でしょう。
世界の一流ジョッキーや国内のリーディング上位騎手たちと、普段騎乗し慣れていない札幌競馬場で4レース経験できるというのは、今後の騎手人生を考えても大きな財産となりそうですが、せっかくなら単なる参加だけではなくインパクトを与える内容に期待したいです。
昨日、各機種各騎乗馬が確定されましたが、藤田騎手の騎乗馬の中で2戦目に騎乗するマイハートビートは勝ち負けを狙いたい素質馬です。3歳時には若駒ステークスでケイティクレバーの2着、毎日杯こそ10着と敗れたものの、その後のラジオNIKKEI賞ではメイショウテッコン相手に4着と、オープンでも内容のある走りを見せてきた馬です。
前走は休み明けということもあってか、まくる形の競馬を見せるも最後に伸びを欠き3着に敗れましたが、このクラスでこれまで3戦して3着以内を外していない安定感をキープしているだけに、叩き2戦目となる今回はさらなる前進も見込めます。
各国の猛者が集い優勝を狙ってくるため、馬が良いぶんマークがきつくなるのも考えられ、それだけで勝てるというものではありませんが、出場騎手の中では目に見えて実績に劣るだけに、胸を借りる気持ちで目に物見せる騎乗を期待しています。