ローカル開催も終わり、いよいよ夏競馬から秋シーズンへと転換していきますが、まだまだ残暑も厳しい今日このごろ。今週12日に浦和競馬場で開催される「テレ玉杯オーバルスプリント」では真夏を感じさせる古豪が奮起の気配を漂わせています。

JRAからは前走のクラスターカップでコパノキッキングを負かしたことで話題になったヤマニンアンプリメ、サクセスエナジー、そして前走でダートへの変わり身を見せたワイドファラオ、さらに地方交流で猛威を奮っていたノボ軍団からノボバカラが参戦予定となっています。

そんな中で今回注目したいのが前年覇者の7歳馬ノブワイルドです。ヴァーミリアン産駒でここ2戦を連勝中と、7歳ながらに勢いのある状況で連覇に挑みます。ノブワイルドのオーナーは夏を盛り上げるバンドでおなじみのTUBEのボーカル前田亘輝氏です。台風一過で再び猛暑の訪れた関東なので、夏の終りにもう一発があり得るのではないでしょうか。昨年は4番人気での勝利となりましたが、今年もJRA勢には人気を譲ることとなるでしょうから、馬券妙味もあるでしょう。

過去10年ではJRAのレーザーバレットのみが連覇を果たしており、鞍上を務めた戸崎騎手は前後のキョウエイアシュラ、サイタスリーレッドを含めると4連覇しているレースでもあります。地方馬での連覇となると更に困難ではありますが、7歳にして連勝中の勢いに任せ、再度のJRA勢撃破となるか注目の一戦です。