今週土曜中山10レースで松戸特別が開催されます。ここに出走するレオステップアップは前走のレーン騎手から主戦の黛騎手に手綱が戻り、初の2400mに挑戦します。

長く苦しんでいたクラスを助っ人外国人にテン乗りで勝たれてしまった主戦ジョッキーの気持ちというのはどういうものなのでしょうか。素人ながらに慮ってしまいますが、久々の勝利で弾みが付いたと割り切って連勝へ向けて死力を尽くしてもらいたいところです。

500万下／1勝馬クラスで1年強、9レースに出走し追い込みで勝ちきれないレースが続いていたレオステップアップでしたが、前走東京の2100mダートに出走し初騎乗のレーン騎手が戦法を一変させる2番手追走から抜け出し、終わってみれば2馬身半差をつける楽勝となりました。

馬の成長のタイミングや対戦相手の組み合わせということも考えられますが、あくまで自身に目を向けるならばこれまでと脚質を変えたことが勝因にあることは間違いなく、今回再び黛騎手に手綱が戻ることでどちらの戦法を取るのかが注目されます。これまで自身が教えてきた末脚勝負を信じるのか、はたまた勝ちきれなかった馬を勝利させた実績のある先行策を取るか。非常に悩ましいところかと思います。

前走と異なるのは慣れ親しんだクラスではなく昇級初戦であるという点ですが、今回の松戸特別は登録が10頭と少ないこともあり、人気の一角に押し上げられる可能性も高く、黛騎手にとっては試練の一戦となりそうです。