初年度産駒から2歳女王ラッキーライラックと皐月賞馬エポカドーロを輩出したステイゴールド産駒で三冠馬のオルフェーヴル。2歳G1を勝てる仕上がりの早さや、クラシックまで狙える産駒を牡馬・牝馬ともに1頭ずつ出しており前途洋々に思われた種牡馬生活でしたが、初年度に250頭近く集めた繁殖牝馬も翌年から191頭、136頭と徐々に下降線を辿り種牡馬としての評価を下げてきているようです。
産駒がデビューしてから減少してきており、同期のロードカナロアがアーモンドアイを始めとして好調を続け種付け料も1500万と高騰している一方でオルフェーヴルは400万円に値下げと深刻な状態となっています。G1馬を輩出したにも関わらずこの下降というのは、勝ち上がり率の低さや、オルフェーヴルらしさの悪いところと言ってよいかもしれませんが産駒の成績にもムラがありすぎる点が原因としてあるのかもしれません。
とは言え父ステイゴールドもまた種牡馬生活の中で黎明期があったように、オルフェーヴル自身も長い目で見てあげたほうがよいのかもしれません。今年の3歳牡馬にも先日のセントライト記念にもエングレーバー、オセアグレイト、タガノディアマンテを送り込むなどラインナップが揃っていないわけでもありません。
同じステイゴールド産駒としては、今年新種牡馬としてデビューしたゴールドシップが札幌2歳ステークスで産駒のワンツーと派手なインパクトを残しており、その他にもフェノーメノ、ナカヤマフェスタ、そして全兄のドリームジャーニーなどがいるため、ステイゴールド後継馬争いというのもまだまだこれから見応えがあるかもしれません。