オールカマー(2019)の予想オッズと過去データから傾向を分析!

天皇賞秋の前哨戦として知られる「オールカマー」。天皇賞秋以外にも、エリザベス女王杯へのステップレースとして位置付けられており、近年はG1ウィナーの参戦も多く注目の一戦となっております。今回は過去10年間のデータをもとにオールカマーの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は複勝率80%、堅実な傾向

「1番人気」は最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、勝率(30%)・連対率(70%)・複勝率(80%)の全てがトップです。複勝率は80%と高く、信頼度は高く、データ的には軸に最適です。「2・3番人気」も複勝率はいずれも50%を超えておりまずまずで、上位人気は堅実です。

下位人気を見てみますと、「10番人気以下」は3着が1回のみとなっており(0-0-1-49)、穴馬は激走はほとんどありません。過去10年で3連単が10万馬券以上だったのは1回のみで、波乱は少なく堅実な決着傾向が強いレースと言えるでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 3 4 1 2
2番人気 2 1 3 4
3番人気 2 2 1 5
4番人気 0 1 0 9
5番人気 2 0 0 8
6番人気 0 1 3 6
7番人気 0 1 1 8
8番人気 0 0 0 10
9番人気 1 0 0 9
10番人気 0 0 0 9
11番人気 0 0 0 8
12番人気 0 0 1 7
13番人気 0 0 0 6
14番人気 0 0 0 6
15番人気 0 0 0 6
16番人気 0 0 0 4
17番人気 0 0 0 2
18番人気 0 0 0 1
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 1 0 0 0
2.0~2.9倍 2 3 0 3
3.0~3.9倍 1 2 3 0
4.0~4.9倍 1 0 0 2
5.0~6.9倍 0 1 2 5
7.0~9.9倍 4 1 0 5
10.0~14.9倍 0 1 1 12
15.0~19.9倍 0 1 3 10
20.0~29.9倍 0 1 0 13
30.0~49.9倍 1 0 1 15
50.0~99.9倍 0 0 0 16
100.0倍以上 0 0 0 29
馬単/三連単データ
馬単 三連単
2009 1,610円 4,830円
2010 2,260円 13,170円
2011 1,650円 6,120円
2012 2,740円 31,940円
2013 21,420円 64,420円
2014 11,430円 255,930円
2015 2,390円 24,060円
2016 1,240円 8,070円
2017 3,700円 20,150円
2018 690円 1,640円

[該当馬] 1番人気

  • ウインブライト(下記「予想オッズ」を参考)

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ウインブライト 2.3
2 レイデオロ 3.2
3 ミッキースワロー 5.4
4 スティッフェリオ 9.8
5 クレッシェンドラヴ 15.7
6 グレイル 18.4
7 ゴーフォザサミット 33.1
8 ショウナンバッハ 60.3
9 エンジニア 125.6
10 トニーファイブ 167.5

■勝ち馬は「外枠」から出やすい、脚質は「先行」が好成績

コースは中山競馬場の芝2200mを使用。枠番は、「5・6・7枠」が2勝ずつを挙げており、勝ち馬は外枠から出やすい傾向があります。ただ、連対数は「1・2・3枠」が多く、連対率は内枠が優秀です。複勝率は「2枠」の42.9%、「5枠」の43.8%が好成績です。全体的には満遍なく来ておりますが、1着の予想や2・3着の予想によって傾向が変わってくるので、馬券種に応じて傾向を当てはめてみるのが良さそうです。

脚質は、「先行」が最多の5勝を挙げており、連対数も最多です。また、勝率(15.2%)・連対率(27.3%)・複勝率(36.4%)の全てにおいてトップです。中山の2200mは外回りでコーナーも緩やかで、最後の直線も短いため、前を行く馬が有利になりやすいコース形態となっていることも先行馬が好成績を挙げている要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 3 0 9
2枠 1 2 3 8
3枠 1 2 0 11
4枠 0 1 1 12
5枠 2 1 4 9
6枠 2 0 1 13
7枠 2 0 0 15
8枠 1 0 0 18
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 0 8
先行 5 4 3 21
差し 3 5 5 27
追い込み 0 0 1 37
マクリ 0 0 0 1

※上記の「枠番データ」と「脚質データ」は、新潟競馬場で行われた2014年を除いた過去9回分のデータになります。

[該当馬] 先行馬候補

  • スティッフェリオ
  • トニーファイブ

■馬体重の増減が「+4~+9kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の3勝を挙げている「+4~+9kg」に注目。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 0
-19~-10kg 1 0 2 14
-9~-4kg 2 2 2 29
-3~+3kg 2 5 3 38
+4~+9kg 3 2 2 19
+10~+19kg 1 1 1 9
+20kg~ 0 0 0 1
不明・初出走・未更新 1 0 0 0
今回減 3 4 6 54
同体重 1 1 0 15
今回増 5 5 4 41

■「4歳」が好成績

年齢は、「4・5・6歳」が3勝ずつを挙げており、どの年齢もよく絡みます。ただ、好走率ベースでは「4歳」が勝率(12%)・連対率(28%)・複勝率(40%)の全てにおいてトップとなっており、好成績です。

性別は、8勝を挙げている「牡馬」が中心となります。「牝馬」も16頭中4頭が馬券に絡んでおり、複勝率は25%と低くはありません。2015年は1・2着が牝馬で決まっており、性別で大きく割り引く必要はなさそうです。

所属は、8勝を挙げている「美浦」が優勢です。「栗東」も2着は8回と多く、連対数では美浦と同じなので、2着までなら東西で大きな差はありません。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 0 0 0 1
4歳 3 4 3 15
5歳 3 3 4 37
6歳 3 3 1 22
7歳 1 0 2 19
8歳以上 0 0 0 10
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牝馬 2 2 0 12
牡馬 8 8 10 98
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 8 2 7 68
栗東 2 8 3 42
地方 0 0 0 0
外国 0 0 0 0

[該当馬] 4歳馬

  • グレイル
  • ゴーフォザサミット
  • トニーファイブ

■前走レースが「宝塚記念」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「宝塚記念」に注目。前走着順は、「1着馬」が3着内の回数は最多ですが、勝利数は1勝のみ。前走「6着以下」が5勝を挙げており、3着内も10回と少なくないので、前走が掲示板外だった馬の巻き返しにも注意したいところです。

前走データ
前走 1着 2着 3着 4着以下
宝塚記念(G1) 3 4 2 5
七夕賞(G3) 1 1 0 3
天皇賞春(G1) 1 1 0 4
ヴィクトリアマイル(G1) 1 1 0 1
札幌記念(G1) 1 0 1 11
天皇賞秋(G1) 1 0 0 0
新潟大賞典(G3) 1 0 0 0
ドバイシーマクラシック(G1) 1 0 0 0
小倉記念(G3) 0 1 0 5
安田記念(G1) 0 1 0 1
前走クラスデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
未勝利 0 0 0 1
3勝クラス 0 0 0 10
オープン特別 0 0 2 16
G3 2 2 3 47
G2 1 0 3 22
G1 6 7 2 12
海外 1 1 0 1
地方 0 0 0 1
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 1 2 2 17
2着 0 0 2 14
3着 2 0 0 4
4着 1 1 2 6
5着 1 2 4 8
6~9着 2 3 0 27
10着以下 3 2 0 34

[該当馬] 前走が宝塚記念だった馬

  • レイデオロ(5着)
  • スティッフェリオ(7着)

■騎手は「戸崎圭太」に注目

騎手は、2勝以上を挙げている騎手はおらず、極端に好成績を挙げている騎手はおりません。今回は、今年騎乗予定のある騎手の中で唯一勝利実績がある「戸崎圭太」を注目騎手に挙げたいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
池添謙一 1 2 0 1
北村宏司 1 1 0 4
戸崎圭太 1 1 0 2
田辺裕信 1 0 0 6
横山典弘 1 0 0 4
柴田善臣 1 0 0 6
吉田隼人 1 0 0 6
C.ルメール 1 0 0 0
川田将雅 0 1 1 0
武豊 0 1 1 0
北村友一 0 1 0 1

※現役騎手のみを表示しております。

[該当馬] 戸崎圭太騎手の騎乗予定馬

  • グレイル