京都大賞典(2019)の予想オッズと過去データから傾向を分析!

秋の中長距離G1を目指す実績馬たちがそのステップとして利用するレース「京都大賞典」が6日、京都競馬場で行われます。1着馬には天皇賞秋への優先出走権が与えられますが、16年の勝ち馬キタサンブラックはここを勝った後にジャパンCを優勝、15年の勝ち馬ラブリーデイはその後天皇賞秋を優勝すると、さらにその後ジャパンCでも3着に入着しており、天皇賞秋以外のG1戦線を占う上でも重要な競走とされております。ということで、今回は過去10年間のデータをもとに京都大賞典の傾向を探っていきたいと思います。

■人気サイドが好成績、堅実な決着傾向

「1番人気」が最多の3勝を挙げており、勝率(30%)がトップです。連対率は「4番人気」と同率タイ(40%)で、複勝率は「2番人気」と同率タイ(60%)となっており、上位人気は堅実です。「6,7番人気」の2,3着が多く、中穴の好走も少なくありません。2013年には11番人気が優勝して大波乱の決着となっておりますが、「8番人気以下」で馬券に絡んだのはこの1頭のみとなっており(1-0-0-45)、穴馬はほとんど絡みません。波乱の頻度は少ないので、基本的には堅実な決着傾向が強いレースと見て良いでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 3 1 2 4
2番人気 2 1 3 4
3番人気 2 0 2 6
4番人気 1 3 1 5
5番人気 1 0 1 8
6番人気 0 3 0 7
7番人気 0 2 1 7
8番人気 0 0 0 10
9番人気 0 0 0 9
10番人気 0 0 0 9
11番人気 1 0 0 5
12番人気 0 0 0 5
13番人気 0 0 0 4
14番人気 0 0 0 2
15番人気 0 0 0 1
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 2 0 0 1
2.0~2.9倍 1 0 2 3
3.0~3.9倍 2 2 1 1
4.0~4.9倍 1 0 1 6
5.0~6.9倍 1 1 3 4
7.0~9.9倍 1 0 1 5
10.0~14.9倍 0 4 1 9
15.0~19.9倍 1 1 0 1
20.0~29.9倍 0 1 1 5
30.0~49.9倍 0 0 0 14
50.0~99.9倍 0 1 0 16
100.0倍以上 1 0 0 21
馬単/三連単データ
馬単 三連単
2009 3,180円 43,670円
2010 1,230円 3,880円
2011 1,050円 4,360円
2012 33,880円 128,790円
2013 434,070円 3,619,290円
2014 5,090円 17,470円
2015 1,370円 6,540円
2016 1,970円 7,400円
2017 9,600円 31,790円
2018 2,400円 19,420円

[該当馬] 1番人気

  • グローリーヴェイズ(下記「予想オッズ」を参考)

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 グローリーヴェイズ 2.2
2 エタリオウ 3.0
3 エアウィンザー 5.4
4 ダンビュライト 8.1
5 アドマイヤジャスタ 13.8
6 シルヴァンシャー 18.0
7 ノーブルマーズ 25.7
8 クリンチャー 31.6
9 ウラヌスチャーム 39.4
10 メートルダール 45.9
11 パリンジェネシス 50.3
12 アルバート 63.5
13 ウインテンダネス 75.8
14 リッジマン 86.3
15 ドレッドノータス 96.3
16 レノヴァール 143.2
17 チェスナットコート 201.7

■「内枠有利」&「逃げ馬不振」

枠番は「2枠」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、勝率(36.4%)・連対率(36.4%)・複勝率(54.5%)の全てがトップで、いずれも高い好走率となっております。「1枠」も勝率(20%)・連対率(30%)・複勝率(40%)と全体的に好走率が高く、内枠が有利な傾向となっております。

脚質は、4勝ずつを挙げている「先行」と「差し」が中心となります。3着内の回数や好走率ベースは「先行」がやや上ですが、極端に大きな差はありません。逆に「逃げ」は3着内が0回と大不振ですので、逃げ馬候補は割り引いても良さそうです。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 2 1 1 6
2枠 4 0 2 5
3枠 1 2 0 10
4枠 0 1 2 11
5枠 0 1 1 13
6枠 1 1 1 12
7枠 1 2 2 14
8枠 1 2 1 15
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 11
先行 4 5 4 20
差し 4 2 6 28
追い込み 2 3 0 26
マクリ 0 0 0 1

[該当馬] 逃げ馬候補

  • パリンジェネシス
  • ウインテンダネス

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多タイの3勝を挙げ、3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 0
-19~-10kg 0 1 0 6
-9~-4kg 3 0 0 15
-3~+3kg 3 4 8 35
+4~+9kg 3 4 2 15
+10~+19kg 1 0 0 14
+20kg~ 0 1 0 0
不明・初出走・未更新 0 0 0 1
今回減 3 2 1 27
同体重 0 2 2 15
今回増 7 6 7 43

■「5歳馬」に注目

年齢は、最多の5勝を挙げている「5歳馬」に注目です。性別は「牡馬」が中心ですが、昨年は4番人気のレッドジェノヴァが2着、一昨年は4番人気のスマートレイアーが優勝するなど、近年は牝馬の好走例も少なくありません。4番人気以上に推されるような牝馬であれば、性別で割り引く必要はなさそうです。所属は「栗東」が10勝を挙げており、関西馬が中心となります。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
4歳 4 6 1 15
5歳 5 3 4 23
6歳 0 0 3 27
7歳 1 1 2 10
8歳以上 0 0 0 7
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牝馬 2 1 1 15
牡馬 8 9 9 71
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 0 1 2 15
栗東 10 9 8 69
地方 0 0 0 2
外国 0 0 0 0

[該当馬] 5歳馬

  • エアウィンザー
  • クリンチャー
  • ダンビュライト
  • チェスナットコート
  • パリンジェネシス

■前走レースが「宝塚記念」だった馬に注目

前走レースは、、最多の5勝を挙げている「宝塚記念」に注目です。前走着順は、「3・4・6着場」が最多の2勝ずつを挙げ、「6着以下」も4勝を挙げており、満遍なく来ております。極端な傾向は見られず、前走着順に関してはそこまで気にしなくても良さそうです。

前走データ
前走 1着 2着 3着 4着以下
宝塚記念(G1) 5 1 5 11
新潟記念(G3) 2 1 0 8
阪神大賞典(G2) 1 1 0 0
オールカマー(G2) 1 0 1 4
鳴尾記念(G3) 1 0 0 1
天皇賞春(G1) 0 2 2 6
札幌記念(G2) 0 1 0 5
丹頂S(OP) 1 0 0 1
東京新聞杯(G3) 1 0 0 0
新潟大賞典(G3) 0 2 0 7
前走クラスデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
1勝クラス 0 0 0 1
2勝クラス 0 0 0 2
3勝クラス 0 2 0 2
オープン特別 0 1 0 16
G3 3 1 1 23
G2 2 2 1 18
G1 5 4 8 20
海外 0 0 0 2
地方 0 0 0 2
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 1 2 0 10
2着 1 2 1 7
3着 2 1 0 4
4着 2 0 1 6
5着 0 0 2 5
6~9着 3 4 2 26
10着以下 1 1 4 27

[該当馬] 前走が宝塚記念だった馬

  • エタリオウ(9着)

■騎手は「池添謙一」に注目

騎手は、「川田将雅」騎手が最多の3勝を挙げており好成績ですが、川田騎手は今年騎乗予定がないため、2勝を挙げ連対数が最多の「池添謙一」騎手を注目騎手に挙げたいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
川田将雅 3 0 0 1
池添謙一 2 1 0 6
武豊 2 0 1 2
内田博幸 1 1 0 1
北村友一 1 0 0 4
岩田康誠 0 2 1 2
浜中俊 0 2 1 3
福永祐一 0 1 0 3
吉田隼人 0 1 0 0
津村明秀 0 1 0 0
四位洋文 0 0 1 3

※現役騎手のみを表示しております。

[該当馬] 池添謙一騎手の騎乗予定馬

  • クリンチャー