【サウジアラビアRC予想2019】今年の勝ち馬も期待か?過去4回開催のうち3頭が後にG1制する出世レース

まだ今年で施行5年目となる歴史は浅いレースですが、過去4年の勝ち馬のうち3頭が後のG1馬ということで、勝ち馬の未来はほぼ約束されていると言っても過言ではないと思われるのが、今週土曜日に東京競馬場で開催されるサウジアラビアロイヤルカップです。2015年のブレイブスマッシュは後にオーストラリアでG1を勝利、2016年のプレスジャーニーはG1未勝利ですが、2017年のダノンプレミアムが朝日杯2歳S、そして昨年の勝ち馬グランアレグリアは今年の桜花賞を勝利しています。

同じ府中の芝1600mで開催されていたサウジアラビアロイヤルカップの前身レースとなる、いちょうステークスも皐月賞馬イスラボニータやNHKマイルカップ勝ち馬のクラリティスカイなども勝利しており、レース名も格付けも変わったことで一新してしまいましたが、前身まで含めて考えれば信頼のおける出世レースと言って良いでしょう。

2017年は2着馬のステルヴィオも後にG1を勝利しており出走馬も18頭と揃いましたが、昨年は8頭、今年も9頭と少頭数での開催が続いています。それでも血統面からも注目したい素質馬が今年もエントリーしてきていますので注目のレースであることに変わりはありません。

まず美浦・藤沢厩舎からはダービー馬レイデオロの半弟で父がダイワメジャーにかわったアブソルティスモ、そして新馬戦ではそのアブソルティスモを破り勝利した美浦・堀厩舎のサリオスの2頭が上位人気を形成しそうです。また、昨年はグランアレグリアが制したように、牝馬でも能力次第では十分勝ち負けできる舞台ということで、M.デムーロ騎手騎乗のロードカナロア産駒エンジェルサークルと、前走のデビュー戦に引き続き藤岡佑介騎手が継続騎乗のハーツクライ産駒クラヴァシュドールも要注目。

レース名が変わってからのデータを見ると、勝ち馬はすべて前走1,2番人気で勝利してここへ挑んできております。今年の該当馬は9頭中5頭と、この時期の重賞なのである程度仕方ない傾向ですが、人気馬はほぼ該当ということで馬券妙味は薄いかもしれませんが、今後の活躍も期待できるため勝ち馬の名前はぜひ覚えておきたいところですね。