【JBCスプリント予想2019】コパノキッキング&藤田菜七子、オーナーの期待に連勝で応えられるか?

今年は浦和競馬場で開催されるJBCですが、中でも注目となるのがJBCスプリントに出走するコパノキッキングと藤田菜七子騎手ではないでしょうか。減量特典はあるものの、騎乗依頼数、馬質ともに向上しており、年間50勝の目も見えてきました。

デビュー当初は地方行脚を頻繁にしていた藤田騎手だけに、浦和競馬場での騎乗も慣れており不安はなさそうですが、今回はG1で1番人気に支持される可能性が高いだけに、どこまで平常心で競馬ができるのかも注目したい点です。

更に、今回は前走の東京盃競走よりもメンバーレベルが上がってきます。浦和巧者で好調のノブワイルドも参戦を予定しており、JRAからは今年の高松宮記念勝ち馬のミスターメロディも左回り巧者で、ダートとは言え久しぶりの左回りコースに戻るだけに侮れない1頭です。そして、昨年2歳時から朝日杯FS、皐月賞など強敵相手に戦ってきた3歳馬ファンタジストがここでダート初挑戦というのも未知の魅力があります。

コパノキッキングにとっては条件戦含めて安定感ある走りを見せているダート1000~1200mから1ハロン延長となります。根岸ステークスでのマーフィー騎手によれば1400mがギリギリというジャッジだったため今回は繊細な騎乗技術が求められる、騎手として真価を問われる一戦となりそうです。

オーナーの意向もあってフェブラリーS以降はずっと藤田騎手で騎乗が続いていますが、現実には人気を下回る結果のほうが多いのは数字が示している通りで、いつまでも騎乗が保証されているとは限らないため、今回が今年一番の試金石のレースとなるでしょう。