エプソムCとは対照的。大激戦必至のマーメイドステークス

今年のマーメイドステークス(阪神・芝2000m・牝馬)は登録したら出走出来る、最終登録馬は16頭。安定した成績の馬が見当たらないのは、マーメイドSらしい。マーメイドSは基本的な傾向として波乱決着になることが多い。今年も波乱決着濃厚なメンバー構成。仮に上位人気馬での決着でも馬連で10倍以下はない組み合わせ。

1600万条件から格上挑戦する馬もいる。1600円条件の牡馬混合戦と、G3の牝馬限定戦なら、ハンデも軽く勝ちやすいと言った所か?その狙いはここまではいいのだが、勝ってしまえば本賞金が当然の如く加算され、オープン馬となる。オープン馬になるとレースを選びながら慎重に使わなければならない。本当に牡馬のある程度強い馬と戦って互角の勝負を演じられる馬であれば問題はない。

問題があるのが条件馬の身でマーメイドSに挑戦し、勝ってしまった場合。このケースは牝馬限定戦だから通用したが、混合戦では厳しいとなると、今後の活躍の場が限られる。もちろんパワーアップしていけば、強力牡馬陣相手に互角に戦えるようになる馬もいる。

非常にマーメイドSの後の活躍が出来るかが気になる一戦。ハンデ戦なので、当然条件馬はハンデは軽い。やはり軽ハンデの馬は怖い。このレースは基本的には前の組が有利。しかし、ペース次第では差し馬も台頭するが基本的にスローペースになる事が多く、今年の登録馬を見渡してもスローペース必至のメンバー構成。今年のマーメイドSはボックス買いした方がいいだろう。正直どんぐりの背比べで、どの馬にもチャンスがありそうだ。