ジャパンカップの裏開催となりますが、今週日曜京都の最終レースには3歳以上の別定戦であるG3・京阪杯が組まれています。有力馬の中ではスプリンターズステークス2着のモズスーパーフレアが松若騎手から松山騎手に、デビュー以降5戦で一度も連を外していないアイラブテーラーには和田騎手など、乗り替わりが多くなる中でフルゲート18頭に登録19頭と人気のレースになっています。
今回注目したいのは、前走のキーンランドカップで11番人気と低評価ながら4着に食い込んだライトオンキューです。3着までが単勝人気通りに収まる堅い決着で、馬券には反映されないものの大番狂わせに近い活躍を見せました。短距離重賞で結果を残してきているゴドルフィンの所有馬で、栗東・昆厩舎管理のシャマーダル産駒です。
オープン実績はこれまでUHB杯2着と先述のキーンランドカップ4着のみですが、京都競馬場は5戦2勝、3着1回とまずまずの安定感を誇っており、主戦の古川騎手が騎乗できるのも強みとなっています。今回は前にモズスーパーフレアがわかりやすい目標となり、流れも速くなることが予想されるだけに、後方待機組に展開も向く可能性が高いです。
リナーテ、アウィルアウェイといったオープン、重賞でも好走のある馬も参戦予定で、展開が向いたとしても厳しいレースではあります。マイル路線はインディチャンプが抜けた強さを発揮した2019年でしたが、スプリント路線は混戦模様を呈しており、来年に向けても大事な一戦になりますね。