【チャンピオンズC予想2019】好条件を満たした穴馬とは?

秋のG1戦線も後半に突入してきました。今週は、中央ダート日本一を決める「チャンピオンズカップ」が行われます。最近は交流重賞が充実してきたこともあってか前走が交流重賞だという馬が多く、今回も16頭中6頭が前走が交流重賞でした。

G1の前の叩き台が充実してきたとも言え、全ての馬が秋を1戦以上出走してからのG1挑戦となります。休み明けの馬が出走してくることが増えた芝のG1戦線より、こちらの方が競馬予想がしやすいとも言えるのかもしれません。

そんな中で今回筆者がとくに注目しているのはワイドファラオです。

ワイドファラオは今年6月に出世レースとも言われるユニコーンステークスを制した3歳馬で、前走は叩き台として臨んだみやこステークスで初の1800mを経験し、5着に善戦しました。初の1800mで追い込み競馬となった展開の中、先行馬で唯一の掲示板に踏ん張った点は高く評価したいところです。距離への慣れと叩き3走目の上積みを考えると、決して侮れない1頭だと言えます。

さらに今回の出走メンバーを見みますと、フェブラリーステークスを勝った逃げ馬インティがいるものの、クリソベリルをはじめ、ゴールドドリーム、チョウワウィザード、オメガパフュームなど有力馬には差しタイプが多く、インティが前走大敗していることもあり、そこまで速いペースにはなりにくいように思えます。ユニコーンステークスでは逃げ切り勝ちを果たしており、2走前のオーバルスプリントでは好位で競馬をしており、前へつけれる強みがあるのがワイドファラオの魅力です。

前走からM.デムーロ騎手騎乗してており、今回も引き続きデムーロ騎手が手綱を握ります。この秋はまだG1を勝っておらず、何とかここで1勝あげたいところでしょう。逃げ馬候補のインティを目標しに、好位もしくは番手からの競馬が理想でしょう。いずれによ、前走は差し馬勢にとって良い展開でしたし、速くならなそうな今回はワイドファラオ向きの競馬が出来る可能性は高そうです。

今回は展開面が向きそうで、斤量も1キロ減、舞台も得意の左回りということで好条件が揃っております。同じ3歳世代には上位人気が予想される有力馬のクリソベリルがおりますが、今回はワイドファラオの方に注目したいと思います。

ということで今年のチャンピオンズカップは、上積みたっぷりで好条件も揃っているワイドファラオが、先行抜け出しでの初G1制覇を果たしてくれると期待します。