先週行われた6月5日5R芝1600mで行われていますメイクデビュー東京。これまで皐月賞馬イスラボニータを輩出し、昨年はNHKマイルカップ2着のロードクエスト、サウジアラビアRCを勝ちダービーまで駒を進めたブレイブスマッシュなど、まだ伝説の新馬戦と言えるほどではないにせよ、出世レースとして注目をあつめるレースとなっています。
そして今年の勝ち馬は、メモリーミネルバ(父トーセンファントム、母トーセンミネルバ、美浦・田村康仁厩舎)でした。先述のブレイブスマッシュや、ヴァンキッシュランなど、トーセンの冠をやめてからのほうが運気がいいと思われる、島川オーナーの持ち馬です。田村厩舎は今年でいえばメジャーエンブレムを管理している調教師。勢いがあります。
鞍上はメジャーエンブレムと同じルメール騎手。関西圏に有力なお手馬が多い同騎手ですが、田村厩舎とのタッグはやはり強力。気になるところです。しかも今回評価しておきたいのが「牝馬」であること。
夏は牝馬とはいいますが、デビュー戦で牡馬にぶつけてきたあたり、陣営にも自信があったようです。「小さな馬だけど動きが良く勝ち負けを意識していた馬。今年もいい1年にしたいですね」と田村調教師のコメントもありました。次走は未定ですが、重賞戦線、さらにはG1でも勝ち負けできるか。この馬の動向と共に、メイクデビュー開幕初週のこのレースにも要注目ですよ!