今年はデビュー4年目の同期である藤田菜七子騎手、坂井瑠星騎手がともに通算100勝を達成と記念すべき1年となりました。藤田騎手はカペラステークスのコパノキッキングでJRA重賞初勝利を収めましたが、坂井騎手はフィリーズレビューのノーワン、京都大賞典のドレッドノータス、中日新聞杯のサトノガーネットと穴馬で勝利しており、人気しがちな藤田騎手よりも狙い目な騎手と言える1人です。
そんな坂井騎手と師匠の矢作厩舎とのコンビで美味しい配当が狙えそうなのが、今週土曜の阪神メインレースに組まれている3歳以上3勝クラスのサンタクロースSです。フルゲート16頭に登録16頭ということで、除外対象なく出走できるレースとなっており、今回は菊花賞にも出走していたユニコーンライオンに坂井騎手が騎乗して挑みます。
3歳戦のパートナーは岩田騎手が長く務めてきており、夏の北海道開催では古馬相手に2勝を挙げているように、3勝クラスでも十分勝ち負けできるだけの素質は秘めている1頭です。
菊花賞トライアルの神戸新聞杯は5着、本番の菊花賞は16馬身差の15着大敗と走るたびに着順を落としたこともあってかサトノケンシロウやエレクトロニカ、アールスター、プレシャススルーといった前走の着順が良い馬に人気がまわる可能性もあり、実績からは勝ち負け可能な芝2000mの舞台になりますが、能力よりも低く見積もられる可能性がある今回は、絶好の狙い目ではないでしょうか。
阪神コースはこれまで2戦して着外と結果は出ていませんが、ここ2戦は相手関係や距離に泣いた面もあります。実績のある2000mへの距離短縮に加え、メンバーの格も一気に落ちる今回は大きく条件が好転。改めて見直したい1頭となっております。
矢作厩舎と坂井騎手のコンビでメインレースというのは京都大賞典、中日新聞杯同様の条件でもあり絶好の狙い目といえます。
それでも上位人気に推される可能性は高い1頭で、同馬の実力の高さを認めるファンは少なくないはず。何れにせよ、上位人気でもオッズの妙味はありそうな人気になる可能性は高く、注目しておきたい1頭です。