今年の春の天皇賞勝ち馬キタサンブラック。勝利後も順調のようだ。はじめてキタサンブラックを見たときは、正直なところ話題作りのような気がしていた。
北島三郎が馬主と言われると、イメージ先行で申し訳ないがあまり走らなさそうな感じがしていた。ただ、最近は佐々木主浩のヴィルシーナなどの例もあるから注意が必要ぐらいにしか思っていなかった。しかし、走り始めると、その成績はしっかりしたもので昨年の東京優駿G1以外は、10レース中すべて3着以内に入っている。しかも、そのレースに菊花賞と天皇賞春が入っているだけに実力は本物である。
宝塚記念を前に調教もしっかりこなしているし、絶好調といった感じで順調に来ている。さらにプラスな情報として、宝塚記念の過去10年間を見ると1番人気が3着以内に8回も入っている。しかも3着以内に入らなかった年が2年連続で続いたことがないのである。去年の宝塚記念が波乱だっただけに、過去10年の感じでは1番人気は3着以内には入る可能性が高い。
キタサンブラックがたぶん1番人気になるであろうことから、今年はかたいレースになるかもしれない。ただし、天候には注意がいりそうだ。雨が降って不良馬場になれば状況が変わるかもしれない。