【東京大賞典2019予想】王者が有終の美か?ゴールドドリーム、ラストランVへ

有馬記念が終わり、残されたG1はホープフルSと地方交流競走の東京大賞典のみとなりました。アーモンドアイの大敗が目立つ格好になりましたが、その他の上位人気馬は力を発揮しており、勝ち馬のリスグラシューは引退レースで見事グランプリ完全制覇を成し遂げました。また、2着サートゥルナーリア、3着ワールドプレミアと3歳馬が上位に残ったことも来年の飛躍が楽しみになる結果でした。

今週は中央代表としてダート界を背負ってきた6歳馬ゴールドドリームが東京大賞典で引退を迎えます。ルヴァンスレーヴの怪我が長引き、再戦ならないまま引退してしまうのは残念ですが、だからこそ余計に負けられない一戦となります。想定では1番人気が予想され、鞍上のルメール騎手としてもここで負けて年を越すのは避けたいところでしょう。

中央勢からは新星のアポロテネシーやサノサマーの参戦もありますが、まだまだG1においては対抗よりも穴といったキャリア。ここは既存勢力のオメガパヒュームやケイティブレイブ、今年のシリウスS勝利でそろそろG1で結果が欲しいロードグラッソあたりが人気の一角となりそうです。

また、過去10年ではスマートファルコンとホッコータルマエが連覇を果たしており、今回連覇の掛かるオメガパフュームがこれらの名馬に肩を並べる事ができるかといった取捨選択も難しいところ。

地方からは元JRA所属でファンも多いノンコノユメの参戦もあり、チャンピオンズカップ勝ち馬のクリソベリルこそ不在ですがハイレベルなメンバーが揃いました。

今年は短期免許の来日ジョッキーが多く勝利を積み重ねたことや、16日間の長期に渡る騎乗停止なども響き、昨年よりも大きく勝ち星を落としてしまったルメール騎手ですが、それでも2位の川田騎手と10勝以上の差をつけ東西リーディングはほぼ間違いないところまでは来ました。最後の最後にビッグレースでもリーディングジョッキーの腕前を発揮してくれるか、注目の一戦ですね。