いよいよ夏競馬の北海道シリーズの開幕です。まず最初の重賞函館スプリントステークスですが例年以上にメンバーが揃ったようです。

古馬勢は昨年の桜花賞馬レッツゴードンキを筆頭に、昨年の函館スプリントSの勝ち馬ティーハーフ、2着だったアースソニック、GⅠ高松宮杯を4着と好走したアクティブミノルなどがおり、3歳勢も単に斤量恩恵狙いの馬という訳ではなく朝日杯で3番人気だったシュウジ、フィリーズレビューを勝ったソルヴェイグ、同レース3着だったキャンディバローズなど古馬3歳馬ともに数だけでなくレベルも高いメンバーが揃いました。

ただ、この実績馬を差し置いても狙いたいのが3歳馬のティソーナです。この馬は、3歳オープンのマーガレットステークスは勝利したものの初重賞だったNHKマイルで17着と大敗しています。4番人気に推されていただけに不可解な負け方だったのですが、レースのVTRを見ると最後の直線で追い上げながらも前が詰まり、鞍上のデムーロが無理しなかった感じでした。ですから着順は17着とは言え、あまり気にしなくても良さそうです。

まあ、それよりも気になりそうなのがティソーナはこれまで1200mを出走したことがない。という経験不足と言う点かもしれません。しかし、それは杞憂に終わりそうです。ティソーナのこれまでのレースっぷりを見る限りでは、デビュー戦と前走のNHKマイル以外は楽に逃げ先行して5戦中3勝2着と安定した成績を出しています。函館の開幕馬場ですからこの安定した先行力と成績は何よりの武器になりますし、オープンクラスの重賞ともなれば一介の逃げ馬よりもしっかりした先行馬の方が好成績を残しています。函館スプリントSでも過去10年で逃げた馬は2着2回3着1回と勝っていないのに対して、4コーナーで2,3番手の先行馬は4勝もしているのです。

ティソーナが初の1200mで好位置が取れるか？という懸念点についても、今回の函館スプリントSのメンバーで逃げ馬と言えるのはローレルベローチェぐらいなので、案外すんなり2,3番手に行けそうな感じです。そうなれば、初の1200mが重賞であってもティソーナが大敗すると言うよりはむしろ簡単に快勝しそうな感じがかなりしているのです。

ということで函館スプリントは、展開的にも魅力十分ながら人気はそこまでではないと思われるティソーナを、強気でティソーナ1着づけで高配当を狙うのがかなり魅力的なレースなのです。北海道シリーズを楽しむためにも高配当を的中して資金を増やしてしまいましょう！