今週はフルゲート16頭に対して登録馬43頭と、何とも大人気のレースとなったベテルギウスステークスが阪神競馬のメインレースに組まれています。別定戦のリステッドレースで3歳以上ダート1800mという、マイラーも中距離馬も対応しやすい条件であることが影響したかもしれません。
今回注目したいのはエンパイアメーカー産駒のコマビショウです。出走順も1位ということで登録頭数も問題なく出走可能で、今回は過去2回騎乗している藤岡康太騎手で挑みます。追い込み馬ということもあり、展開が向かないと大敗というシーンも今年の上半期にはありましたが、前々走の2勝クラスを6馬身差で圧勝してからは、前走の平城京ステークスをクビ差で抑えて連勝と、ここにきて勢いに乗っています。
全17戦で3着以内が9回と複勝圏内に入る確率の高い馬ということもあり、フルゲート必至の今回も、本格化の兆しが見られる今なら大崩れはしにくいのではないでしょうか。舞台設定に関しても、6馬身圧勝を演じた阪神競馬場なら申し分ありません。
リステッドレースということで、収得賞金加算には勝利が必須条件となります。今回のような超多頭登録レースを除外に怯えず出走するには2着では意味がなく、どの陣営も勝って2019年を締めくくりたいと考えていることでしょう。
過去5年の勝ち馬には今年の川崎記念勝ち馬ミツバや、今年上がり馬として活躍したロードアルペジオなどもおり、勝ち馬の今後にも期待したいレースですね。