【中山金杯2020予想】好枠に入った2頭に注目

枠順も確定し、いよいよ予想も大詰めに入ってきた。人気上位が予想されるサダルやカデナが8枠に入ったが、これで評価を下げるファンも少なくなさそうだ。逆に好枠に入ったと感じたのは1枠2番ブラックスピネル、2枠3番クレッシェンドラヴの2頭だ。

ブラックスピネルは今回逃げ馬の最有力候補と見られるが、この枠は逃げるには絶好の枠と言えるだろう。前走のチャンレンジカップではスミヨン騎手とのコンビで逃げる競馬をせずに敗退してしまったが、鞍上も津村騎手へ乗り替わりとなり、「ハナに行けたら行きたい」と積極策も示唆している今回は逃げの手に出る可能性が高い。メンバー構成、コース適性、枠順的にもここは残せる可能性が高そうだ。アタマは厳しくとも、ヒモにも組み込みたい1頭である。

そしてクレッシェンドラヴは今回優勝候補の最右翼に目されている1頭だが、枠も好枠を引いてきた。外からじわじわとポジションを上げていくタイプの馬なのであまり内過ぎるのもどうかという感じもするが、脚を上手くためて早めにマクリ気味に上がっていけば勝ち負けのレースができるだろう。

ブラックスピネル、タニノフランケル、ノーブルマーズと前目で競馬をしたい馬もちらほらといるので、ペース的にも遅くはならなそうだ。マークされる馬がそれなりのレースをすれば周りも動いていくだろうし、仮にスローだとしても前残りでしぶとく伸びて着拾いはできそうなイメージがある。いずれにせよ、中団よりは前につけるような意識を持って進めていけば馬券圏内は堅そうな1頭であると感じる。

ということで今年の中山金杯は、クレッシェンドラヴとブラックスピネルの2頭を中心とした馬券を本命馬券とし、勝負をしたいと思う。