函館記念への前哨戦・巴賞、今年も寂しい顔ぶれ

今年は最終登録11頭。もうこの段階で大幅なフルゲート割れが確定。さらに格上挑戦の馬もいるので、実質10頭立てとも言えるが、近年、巴賞は頭数が揃わない事が多く比較的堅い決着が続いている。昨年も堅い決着。巴賞は函館記念に直結するレース。函館記念は皆さん、ご存じの通り波乱決着が多い荒れるレース。

しかし、その前哨戦ともいえる巴賞は近年頭数が揃わず、堅い決着が続いている状況。現在は函館記念に向かう馬は、敢えてこのレースを使わなくても勝負になる馬は、好きなローテーションを選べるが、実際に函館記念が始まると、伸びてくるはずの馬が伸びて来ない!!逃げ粘るはずの馬が4コーナー手前で鞍上が鞭を連打している!!

勝ちをある程度想定している陣営に取っては、函館記念のまさかの落とし穴が待っています。調教師は烈火の如く、検量室で激昂する。騎手に取っては阿鼻叫喚の時間。阿鼻叫喚は言い過ぎかも知れないが、馬が反応しないのだからどうしようも出来ない。注文の多い調教師は不可解な敗戦を素直に受け止める事が出来ない。これが函館記念のまさかの部分。

どうしても、納得いかないのなら、鞍上を交代させれば良いだけの話。騎手もネチネチいつまで経っても言われるのなら、そんな厩舎とは縁を切ってしまえばいい。騎手に取ってはかなり勇気のいる決断も精神的には楽になる。函館記念は馬券も荒れるが関係者も荒れる。