日曜中山メインレースの中山記念は登録9頭と少ないメンバーになりましたが、ハイレベルな1戦となりそうです。
ドバイターフから香港遠征まで予定している昨年覇者のウインブライトは、主戦の松岡騎手が負傷療養中ということで今回ミナリク騎手に乗り替わり。再び距離延長に挑むマイル王者インディチャンプは毎日王冠ぶりに福永騎手とコンビを復帰し、インディチャンプにテン乗りでマイルCSを制した池添騎手はペルシアンナイトとタッグを組み、ペルシアンナイトの主戦だったデムーロ騎手が昨年のエリザベス女王杯で復活勝利し、続く香港ヴァーズで2着と勢いにのるラッキーライラックに騎乗と、各陣営の試行錯誤が垣間見える新鮮なコンビが多いメンバー構成となりました。
そんな中で今回注目したいのが、前走と同じコンビで挑むダノンキングリーと横山典弘騎手です。コンビ継続と言えば聞こえは良いですが、前走では人気を裏切ってしまったコンビです。主戦の戸崎騎手が不在ということで消極的なコンビ継続と言える面もあるかもしれませんが、他の騎手に声をかける事もできる中で再度依頼を受けた横山騎手としても、今度こそ人気に応える結果を出したいところでしょう。
また、前走にしても初めての関西遠征での結果ということもあり、再び関東に舞台を戻す今回は不安要素を一つ減らした状態で挑むことができそうです。東京と中山では若干東京コースのほうが得意としているような印象ですが、中山でもひいらぎ賞を3馬身1/2差で勝利しており、こちらも不向きとは言えない舞台でしょう。
今後は大阪杯、安田記念などを目指すにしても出走だけならば収得賞金としてはすでに十分足りていると見られるため、何が何でも勝ちたいレースというわけでもありませんが、前走以外すべて人気以上の結果を出してきた馬だけに、ファンの期待を裏切る競走は見せたくないのではないかと思い、仕上げは万全と見て狙ってみたいです。