上がり馬もいれば降級馬もいる。1000万円クラスのこのレースは一筋縄では収まりそうにない。やはり怖いのは降級馬。近走の成績が全く当てはまらない。1600万と1000万条件でこんなに走りが違うのかと感じる事も多い。実際に準オープンで惨敗続きで降級してきた馬を完全にノーマークにした場合、まさかの巻き返しがあるのはよくある話。1000万クラスと1600万クラスの間には壁がある。天の川ステークスにちなんで川があると言っても良い。
クラスが一つ違うだけで、かなり道中の流れが違う。出走メンバーが確定して、何が何でもハナにこだわる馬などがいると、ほかの陣営は無理に潰しには行かない。潰しに行くとハイペースに巻き込まれる事が多い。こうなると前が止まると判断するジョッキーは多い。しかし、案外単騎逃げした馬は粘り腰を発揮してゴール板まで残るシーンもしばしば。
ましてや今回天の川Sが行われる舞台はダート1700M。波乱の気配が早くも漂う 福島ダート1700Mは捲りが決まりやすい為、それにつられて動いてしまうとスタミナを一気に使い果たし直線でガス欠を起こす事になりかねない。ここはしっかり自分の競馬に徹したいところ。狙いはやはり降級馬だろう。