夏の福島のハンデ重賞七夕賞。今年も51kgのメイショウカンパクから58kgのダコールまで7kg差のハンデの中、多種彩々のメンバーが揃いました。ざっと見てみただけでも様々なGⅢを闘ってきた馬達に1600万を勝ってきた勢いのある馬が加わり、混戦模様に拍車が掛かった七夕賞となりました。
そんな混戦ムードの七夕賞で狙いたいのがマーティンボロです。マーティンボロは、2年前に中日新聞杯と新潟記念と重賞を2勝している実績馬なのですが、2015年以降は5戦して最高着順が7着、二ケタ着順が3回と惨憺たる結果に終わっています。今年に入ってからは、マイル路線に転じ3戦したのですが、それでも着順は振るいませんでした。
しかし、その3戦はそれまでの負けとはちょっと違っていたのです。京都金杯9着時は、未勝利戦以来のマイルながらも直線では外目から一瞬見せ場を見せてくれました。東京新聞杯7着時は、前残りのレースの中、後方から33.1秒の末脚で0.5秒差まで追い上げました。そして前走、マイラーズカップ11着では、出遅れて最後方から少し追い込んで0.9秒差となりました。
マイル戦はいずれも僅差に迫る脚は見せてくれたのですが、やはり距離が足りないのか、伸びては来るがマイラーの末脚には劣ってしまったようです。ただ、昨年までとは違い通用しそうな雰囲気はどのレースも見せてくれていました。
となれば、今回ハンデは重賞2勝の実績から57kgと重いのですが、福島の小回りの2000mというのが、今のマーティンボロには、案外ぴったりと合うように思えるのです。
七夕賞のメンバーを見ると、勝っている馬はいずれも1600万の馬でオープン馬達は成績が振るっていません。これぐらいのメンバーであれば、むしろレベルが高そうなマイル路線で僅差まで来ているマーティンボロの方が好走する確率は高いはずです。
それでもマーティンボロはハンデもあっておそらく人気にはならないでしょう。であれば、今回こそマーティンボロが好走し高配当の使者となってくれることでしょう。鞍上の鮫島克駿騎手もまだ重賞は勝っていませんが、なかなか乗れる若手として関西では注目されています。
ベテランマーティンボロで重賞初制覇も夢ではないでしょう!マーティンボロと鮫島騎手に高配当をプレゼントしてもらおうではありませんか!