【金鯱賞2020予想】ブレスジャーニー、復活期待!

引き続き今週も無観客競馬の開催となるJRAですが、クラシックや春のG1戦線も近づいてきており、今週は大阪杯やドバイへ向けた重要な一戦となる「金鯱賞」が行われます。

かつては年末に行われていた金鯱賞が、G1に昇格した大阪杯に合わせるように3月開催となってから今年が4年目となります。一昨年はスワーヴリチャードが勝利し、昨年はダノンプレミアムが勝利し、昨年の年度代表馬となったリスグラシューが2着になるなど徐々にG1級の馬が出走するレベルになってきた印象があります。

今年も、昨年の皐月賞馬で有馬記念2着と年間を通してG1戦線の主役級で頑張ってくれたサートゥルナーリアが出走してくれたことで、俄然レベルが高くなっているようです。サートゥルナーリアには及びませんでしたが、同じ世代でG1戦線を争ったニシノデイジー、ラストドラフト、ケイデンスコールに加え、同世代ながら地道に力を付けて現在5連勝中と勢い抜群のロードマイウェイといった今後のG1戦線を担う4歳勢を中心に、昨年のジャパンカップ6着の
ダイワキャグニー、ディープインパクト産駒のサトノガーネットとサトノソルタス、かつてはNHKマイルで2着もあるギベオンなど面白そうな馬達が揃いました。

そんな中で注目しているのは6歳馬ブレスジャーニーです。

ブレスジャーニーは、デビュー2戦目から3連勝を飾り、3連勝目となった東京スポーツ杯ではスワーブリチャードとの差し比べを制す勝ちっぷりを披露しましたが、そこから骨折してしまい、クラシックのラスト菊花賞まで休養を余儀なくされてしまいました。そこからは、15戦して3着が2回あるのみで勝利どころか2着もない結果に終わっています。その間、時には有馬記念や京都大賞典などの2400m以上のレース、時には1400mや1600mのレースにも出走し、前走などは初ダートに挑戦するなど、復活を期待する厩舎や馬主さんが悩みながら結果を残そうとする気持ちがひしひしと感じられます。そんな中で、前走の初ダートではなかなか骨のある相手に3着と見せ場を残してくれました。

それでも今回、ダート戦ではなく芝の金鯱賞に挑戦してきたと言うことは、厩舎や馬主さんが改めてブレスジャーニーの力を信じているからこそ、前走違う畑で力を出せたことで復活の手ごたえを感じたからに違いないでしょう。4歳陣は手ごわいですが、もともとスワーヴリチャードに勝つくらいの能力はあった馬ですから、3連勝を果たした東京競馬場と同じ左回りなら十分に勝負になっても不思議ではないでしょう。

実績的に抜けているG1馬サートゥルナーリアについても、左回りは2戦して2回とも馬券に絡めておりませんし、前走で復調気配を見せてきたブレスジャーニーなら逆転の可能性もあると見ます。

ということで、今年の金鯱賞は得意の左回りで3年4か月ぶりの勝利を決めてくれることを期待して、ブレスジャーニーから勝負したいと思います。