夏のビッグイベントセレクトセールが今年も過去最高の売上額を更新、過去最高頭数のミリオンホースを出し大盛況に終わった。
ほとぼりも冷めてきた頃かと思うがぶっちゃけて言うとこのミリオンホースたちが以後話題になることはほとんどない。少なくとも今まではそうだった。
やはりそれだけ無事デビューまでこぎつけるのは大変ということだろうし、ましてや価格に見合った活躍をするのは至難の業というわけだ。
しかし今年ダービーに出走したサトノダイヤモンドやヴァンキッシュランに続く、セレクトセール出身のミリオンホースは今後も出てくることだろう。
以前の酔狂・パフォーマンスじみた、ごく限られた超高額馬が出るという状況とは違い、出ている馬は全て正にセレクトされた素晴らしい馬という中でのミリオンホースだからである。
それとクラブ馬にも言えることだが以前のように「ミリオンホースは地雷」というのもディープインパクト産駒のほとんどがミリオンホースという状況なのだからいずれどれかが走らないわけはない。
また「このオーナーが落札したから期待できない」という状況もここ数年で大きく変わったが、そのほとんどが池江・角居厩舎と関わりが深いオーナーという点も見逃せない。
とはいえ全てのミリオンホースが価格に見合った活躍をするわけではないが、現時点での判断材料は神の目を持つオーナーやトップトレーナーと関わりが深いオーナーが落札した馬に注目ということになる。