【高松宮記念2020予想】古豪セイウンコウセイ、再度の一発なるか

無観客競馬が続きますが、今週はフェブラリーステークス以来の中央競馬G1レース高松宮記念が開催、無観客での初めてG1レースとなります。ドバイ遠征を予定していたミスターメロディやライトオンキューが結果的に回避したものの、モズアスコットの参戦などもあり今年も大混戦が予想されます。

中でも注目なのが有力馬を2頭送り込んできた美浦・藤沢厩舎です。昨秋の短距離王者タワーオブロンドンに、阪神カップでは牡馬相手に互角以上の勝負が出来ることを示した桜花賞馬グランアレグリアはいずれも人気を背負うことが予想されます。レイデオロ引退後の厩舎の看板馬は誰になるのか、そういった意味でも注目が集まります。

とはいえ、明けて4歳のスプリンターが上の世代と初めて本格的に競うということで新星が現れるレースでもあり、昨年の大波乱もあるように今年も人気薄の台頭にも警戒しておきたいところ。そこで古豪の復活に期待したいのが昨年2着、3年前の勝ち馬であるセイウンコウセイです。今回も幸騎手を確保しての一戦となりますが、昨年2着の後は連に絡むレースが出来ず、年齢の関係もあり今年も人気を落としての参戦となりそうです。

ただ、スプリンターズステークスの12着は馬群を上手く捌けず大敗を喫したもので、その後のスワンステークス、シルクロードステークスともに2番手追走の競馬はできており、展開次第で一発はありうるスピードはいまだ健在といえます。

また、中京競馬場での成績は【1-1-1-1】で、着外に敗れた一戦も一昨年の高松宮記念での6着ということで、その他のレース成績と比べ舞台との相性は抜群によく、今年は臨戦過程も昨年の二桁着順続きだったローテーションと比べると良化しており、実績馬の再度の一発にぜひ期待して狙ってみたいと思います。