今週の中山競馬の日曜メインは、皐月賞トライアル「スプリングステークス」です。3着までの馬に皐月賞への優先出走権が与えられるレースに出走馬が10頭と寂しいところではありますが、クラシック路線を目指す馬主さんにとって確率3割というのは、願ってもないチャンスと言ってもいいかもしれません。
個人的には園田競馬のガミラスジャクソン、川崎競馬のエンと地方馬2頭の挑戦も応援したいところではありますが、今回本命視しているのは共同通信杯・5着のココロノトウダイです。
前走の共同通信杯が初重賞で結果は5着。デビュー後3戦は差す競馬でしたが、前走は好スタートを切り、スタート直後は初めて逃げる展開となりました。残り100mで後ろから来た馬2頭に差されはしましたが、休み明け太め残りという状態で、これまで見せたことのない先行スタイルで5着まで粘れたのは悪くない内容だったと言えるでしょう。
むしろ東京競馬場で先行して粘ったレースっぷりは今回の中山競馬場で活かされそうですし、少し抑えが効いて本来の差し勝負をするなら、しっかりと皐月賞切符を獲得する可能性は高いと思います。馬体は3か月の休み明けでプラス12kgでしたが、もともと500kgを超える大型馬なだけに休み明け2走目で絞れていれば、その分の上積みも大きいはずです。
父は皐月賞3着からダービーとなったエイシンフラッシュで、母父が無敗で皐月賞馬となりながら引退となってしまったアグネスタキオンと血統的な魅力も十分です。クラシック血統なだけに、ここは何としても優先出走権をとってクラシック路線に歩んでいきたいところでしょう。
ということで今年のスプリングステークスは、クラシック戦線での活躍を見てみたいという期待も込めて、ココロノトウダイを中心視した馬券で挑みたいと思います。