JRA天皇賞(春)に欧州から予備登録、まさかのダークホースか?

新型コロナウイルスの影響で海外遠征にも多大な影響が出てきている2020年の競馬ですが、アメリカではケンタッキーダービーが少なくとも9月まで延期することが決定し、無観客とはいえ開催が途切れずに継続されている日本はまだ恵まれているといえるのかもしれません。

そんな大変な最中ではありますが、皐月賞でのサリオス騎乗などのためD.レーン騎手が3月30日に来日しました。母国オーストラリアでもコロナウイルスの感染者は多く出ており、出入国時の検疫など厳しいリスクを負っての来日となるため、いつも以上の本気度が伺えます。

世界的に暗いニュースが立ち込めるなかで、天皇賞(春)に海外馬が参戦する可能性が浮上してきたという明るいニュースもあります。あくまで予備登録の段階であり、現在アイルランドのストラータムとトゥルーセルフ、ならびにフランスのアンドルフィンの登録があります。

もちろんこの情勢なので、参戦意思の如何に関わらず結果的に出来なかったということは十分ありえます。アイルランドではオブライエン厩舎がドバイ遠征をすべて取りやめにするといった例もあるため、調教師が異なるとは言えストラータムとトゥルーセルフは厳しいかもしれませんが、アンドルフィンのほうは管理するのが日本人ながらフランスで開業した清水裕夫調教師ということで、参戦してくる可能性は若干高いのではないでしょうか。

長距離の芝レースは海外にも数多くありますが、高額レースとなると限られてきます。極東といわれるエリアに位置する日本に遠路遥々ヨーロッパから天皇賞(春)に参戦というのはこれまで例がありません。

終息、もしくは収束というのはしばらく先の話になるのかもしれませんが、純粋に海外馬の参戦が楽しみな気持ちと、コロナウイルスに対して現状よりも好転していることを祈って待ちたいと思います。