今週の土曜日は障害界の春のNo1を決める一戦「中山グランドジャンプ」が中山競馬場で行われます。なんといっても、現在4連覇中のオジュウチョウサンが5連覇を果たすかが注目されておりますが、昨年末の中山大障害を制したシングンマイケルを初め、同3着のメイショウダッサイなど、同レースで上位に好走している馬達が打倒オジュウチョウサンで挑戦してきました。

その中で注目しているのは、メドウラークです。

メドウラークは、平地競走で唯一重賞を制している平場のレースではNo1の実績馬です。障害に転向してからは平地力を活かして緒戦を快勝し、4戦目にはオープン勝利、6戦目には重賞制覇と華麗な転身を果たし、障害界の新星と期待されていました。

ところが、重賞を勝ってからは3戦して、5着（オープン）、6着（J・GⅠ）、2着（オープン）と伸び悩み、オジュウチョウサンやシングンマイケルなど障害界のトップクラスの活躍の陰に隠れてしまってきた印象があります。

ただ、今週末は雨の予報が出ておりメドウラークにもチャンスがまわってきそうな気配がいたします。ただでさえ中山グランドジャンプは4250m障害レースの中でも一番距離が長くスタミナが必要なレースですが、雨で馬場が重たくなればやはり相当なスタミナが必要になってきます。

メドウラークが平地重賞を勝った七夕賞は、良馬場ながらかなり時計の掛かる重たい馬場でしたし、オープン競走では馬券圏内に3着3回の実績があり、これはいずれも重か不良馬場でのものした。雨の影響で馬場が重くなれば、他の馬が苦労してもメドウラークにとってはアドバンテージとなる可能性が高そうです。

さらに、日本で一番長距離レースであるステイヤーズSにも出走するくらいのスタミナは備えている馬ですから、この距離でも十分好勝負は可能でしょう。

ということで、今年の中山グランドジャンプは重馬場適性やスタミナがあるメドウラークの好走に期待した馬券で挑みたいと思います。