昨年同様ドバイ遠征を敢行した結果、コロナウイルス対策の煽りを受けて開催中止。現地まで行きながら参戦叶わなかったアーモンドアイですが、昨年同様国内初戦は安田記念という予定になっています。
有馬記念こそ掲示板を外し9着大敗となりましたが、依然として日本を代表する現役競走馬であることは間違いないところでしょう。三冠牝馬としての矜持もあるのか幅広い距離の路線に出走しており、天皇賞(秋)やジャパンカップでも勝利するなど実績は折り紙付きながら、古馬マイル路線では未だ勝利につながっていません。
昨年春の安田記念、秋のマイルチャンピオンシップを制したマイル王インディチャンプは昨年の香港マイル参戦後は国内に絞って参戦しており、今年の叩き2戦目として今週マイラーズカップに福永騎手と参戦予定となっています。
ダノンプレミアムやアエロリットといった鎬を削ってきた相手が今回不在で、相手関係は前走の中山記念よりもかなり軽くなっていると思われるだけに、昨年4着に敗れたレースですが今年は結果を出しておきたいところです。
京都競馬場は3戦2勝で数字だけ見れば買い材料ですが、唯一の敗戦が昨年のマイラーズカップでのものということもあり、相性の善し悪しは一概に判断できず難しいものがあります。想定では一番人気が濃厚ですが、更に気になるのは過去10年のデータです。
1番人気で勝利したのは昨年のダノンプレミアムのみと、人気馬にとって非常に厳しいデータが出ています。2,3着には食い込むケースが多いため抑えてはおきたいところですが、やや不安が残るところ。
先週の皐月賞でクラシック完全制覇を成し遂げ勢いにのる福永騎手の手綱で勝って安田記念へと向かえるかどうか、注目の一戦となります。